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2018年9月

ビジネス・経営の書籍の中でよく言われる「ビジョン」

 「我が社のビジョンを語る」などと言った、経営者がいるが、ビジョンと野望・希望とは異なる。


 ビジョンとは未来予想という事。未来、例えば3年後に立って見て、どんな風景が見えるのか、どんな社会になっているのか、どんな物価になっているのか、老化が進みどんな体力になっているのか、、、、、。未来予想。

 予知とは違う不確定な事であることは、百も承知。それでも、ビジョンを語る、掲げると言う事は、未来を予測すると言う事。

 誰しもができる事ではない。自分の専門分野で未来を語ることは、ある種できるやも知れないが、その分野は社会の、世界の一部でしかない。これだけ気候が変わりつつあり、これまでの経験的な気候ではなくなっている。さらに、AI、IoT、5G、ビッグデーター、などの劇的変化が起こりつつある現在、未来予想をするのは、かなり困難であると言える。しかし、人間としての特徴「考える」事で、未来を予想するのは、どんなにしんどくても、面白い作業である。
 
 そう、仮説と検証。自分の仮説が正しかった時の喜びは、実に楽しい。長いスパンで見た株価などは、まさに喜びと同時に経済的利益ももたらしてくれる。株の上間様=大富豪のバフェット氏も「長期投資」を言っている。

 さて、ビジョンであるが、ビジョンを語るのは、ある種教祖的な話になるのかも。昔から、宗教家は未来を予知したと言われる。それが、未来を予測したと言い換えても良いのかもしれない。論理的な検証を積み重ねることで、未来は「こうなる」と見える人々が存在するのは確か。誰しもができることではなさそうだが、予測することができる人間は存在しす。

 そんな、特別な人間になれるとは、到底思えないが、ビジネスの世界で生きている上は、未来予想し、商機を見出し、先行投資を行い、あるいは対策を打ち、行動を起こすことが大切。日本の半導体の失敗を見ると、いかに飼いならされたサラリーパーソンは未来について考えないか。経営者であっても、サラリーパーソン的に順番が回ってきて、経営に携わった彼らが、未来を予想しようとしなかったか?誰かが未来を語ってくれるものだと、思っていたようだ。だから、サムソンに足をすくわれ、インテルに覇権を持っていかれたのである。未来を予想するにはスキルが必要だ。もし、未来を予想することができないのであれば、できる人=コンサルタントを雇ってでも、納得できる未来予測をすべきだ。それが、経営と言うものだろう。

 マッキンゼー、ボストンなどを使って、私の所属する業界から撤退した会社が二十数年前にあった。ある種正解。そして、一部上場までして、上場廃止になり、老舗の配下になった会社もある。全て、経営者の判断。進むも撤退も、経営者次第。その判断は、未来予想をしっかりしたか否かだと思う。
 少なくとも、部下が未来予測するための情報・データーを持ってくると考えている幹部は、NGな部類。自分から出向いて、取ってくる以外に方法は無いのに。部下が有用な未来予測を行うためのデーターを上げてくると考えるのは、かなりお人よし。サムソンみたいに世界中に調査員を配置しながら、その情報を吸い上げても、なお未来予測は困難である。そんな競争相手を持ちながら、部下から上がってくる情報を鵜呑みにするのは、戦う前に、負けている状況。

 まあ、そんな事は、どうでもイイこと。栄える会社もあれば、衰退する会社もあるのが世の中。衰退する会社に関わるのは、面倒。できれば関わらない方が、良いのは確か。これも、未来予想の一つである。

 ビジョンを形づけるという事は、そういった未来を予測するという事。

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日本の国力の低下を感じる

 チョット最近外国に行くたびに、他国の物価が「高いな~」と感じることが多い。中国、韓国、台湾でも日本より、イヤイヤ福岡の田舎であるみやま市より高いと感じる。まして、ヨーロッパでは「買い物するのが嫌になる」ぐらい高い。特にEU圏は電車(2.4€)もバス(1.7€)も高く感じる。以前のドイツでは「意外とタクシーは安いんだ」と思っていたのに、今回は「こんなにタクシー代が高いと、使えないじゃないか!」と思うほど高い。感覚的には日本の倍。

 為替の問題で、こうなっていると感じるのだろうが、実は世界の最低賃金が既に日本に比べて高くなっている。
https://www.multilingirl.com/2017/08/minimum-wage-ranking-in-the-world.html
このランキングではすべてドル計算になります。簡単に考えて、ざっと、他の国と比較するだけなので、1ドル=100円と計算しておけば、大丈夫です。

20位  スロベニア=5.15ドル
19位 バハマ=5.35ドル
18位  スペイン=5.38ドル
17位 韓国=5.58ドル
16位 アンドラ=6.45ドル
15位 日本=6.56ドル
14位 イスラエル=6.99ドル
13位 米国=7.25ドル
12位 カナダ=8.9ドル
11位 ドイツ=9.99ドル

10位 オランダ=10.11ドル
9位 英国=10.13ドル
8位 ベルギー=10.31ドル
7位 アイルランド=10.45ドル
6位 サンマリノ=10.77ドル
5位 ニュージーランド=10.96ドル
4位 フランス=11.03ドル
3位 モナコ=11.58ドル
2位 ルクセンブルク=13.05ドル
1位 オーストラリア=13.59ドル

またここには載っていませんが、近隣諸国の大都市におけるパートなどの最低賃金は、上海で300円ほど、

また香港で、500円程度とされていました。
 この掲載記事の日時が分からないが、韓国は既に日本の最低賃金を超えている。今のテクノロジーの発展は、人件費が安い所に移る産業よりも、半導体のように税金が安いなどの、企業にとっての優遇処置を取る地域に移る傾向がある。
 人件費が安い所に移る産業の一番は縫製業。縫製業はミシンと人手。その為、ユニクロなどの洋服はMade in ChinaからMade in Vietnamが多くなっている。

 しかし、日本の国力は為替の問題だとか、何だとか言っても、下がってきているのは確か。まあ、世界から笑われ者になるアメリカ政権の飼い犬的な日本の現政権であれば納得せざる得ないが、、、、。

 海外へ出ざる得ない身としては、何だかチョット寂しいのであった。

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中国の上空で考えていたこと

 天気の良いフライト。上空から眼下の地形が良く見えた。


淄博市⇒済南空港⇒Korea Seoulといったルート。青島のある半島、煙台の上空あたりを通過していたら、眼下に山並、その山並の上に風力発電機が豆粒のように見える。
Img22582_2
この写真ではなかなか分かりずらいが、すごい量の風力発電がある。

また、所々に町があり、高層マンションが立ち並ぶ風景も見られる。

 今回の出張で、「環境問題に当局=中国政府は敏感で、環境問題に取り組みの低い企業や、エネルギーを沢山使う余り先端でない事業は、停電させられる。私の会社は一度もともられたことが無い」と自慢していた。

 そう、中国はまだ計画停電があるのである。だから、再生エネルギー=風力発電であっても太陽光発電であっても、かまうことなく建設して、使う。日本の電力会社は、原発を稼働させて、今の儲け=将来発生する費用はその時の人任せ、で再生可能エネルギーを不安定なエネルギーと位置づけ、隙あらば止めたがっている。
 自民党政権下では、原発村住民が元気のいいこと。

 民主党政権下で割り食った感が強い原発村住民は、九州電力の原発再稼働で元気を取り戻しつつある。

 中国のように、安価なエネルギーが欲しいこれからの国は、利権だの何だの言っておれない、再生エネルギーも原発も同じエネルギー、足らなくて困っているのだから、使えるものは何だって使うのである。

 10年前まで、自転車に乗って、赤信号も何のその、自転車洪水を作っていた国が、今では自動車洪水、高層マンション住まいである。エネルギー消費量は増えるし、色々な物の消費も半端なく増える。すごいマーケットが日々生まれている。

 これまで、繊維、縫製、鉄鋼、造船とやってきて、スマホ、PC、FPD、LEDとすさまじい工場を造ってきた。次に、いよいよ半導体である。半導体製造工場ラッシュ。FPDやLEDの時もすさまじかったが、今回の半導体製造工場ラッシュもすさまじい。既に世界第二位であった台湾の設備投資金額を抜いて、韓国を追い抜こうとしている。ちなみに日本は世界の10%であり、すでに欄外の存在である。

 中国地方政府長官は、自分の担当する地域の経済活性化手腕を行政手腕とみなされ、中央北京政府に認められれば、北京栄転、失敗すれば、追放。彼ら長官たちは自分の担当地域の経済向上に真剣に取り組んでいる。恐ろしいぐらいの意気込みのようだ。

 そういった状況下でビジネスチャンスを掴み、生かせると面白い。まあ、そんな事を夢想しながら、飛行機に乗っていた。

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中国の田舎で考えていること

 前回の中国は、唐山と言う田舎=北京から車で三時間。


 今回は山東省から車で2時間の田舎=Ziho市(日本語に無い漢字)。

 どうにも田舎訪問が多い。

 田舎、田舎と言っても、Ziho市500万人の人口を抱える地方都市。福岡市はおおよそ154万人、福岡県でおおよそ505万人。福岡県に匹敵する市であると言える。なんとも巨大な田舎である。

 見渡す限り、高層マンション。20階建以上が当たり前で、地平線の向こうまで、マンション群がある。こういうのを田舎と言えるのか疑問であるが、、、、。

 ホントすごい都市化。500万人の都市には、いまだ地下鉄は無い。

 前回の唐山も300万人超え。

 日本は人口減少、高齢化で苦しんでいるが、中国は、人口増加、物欲で苦しんでいる。国民が豊かになれば、物が増える、移動が増える、消費が増える。この消費が増える中国は、上海のような大都市は、ある程度開発が進み、飽和した感じがあるが、地方都市はまだまだこれからといった感じ。

 年収300万円を超える中間層が厚くなり、消費、移動は益々増える。借金をして車を買い、マンションを買う。海外旅行に家族で出掛ける。そんな、高度成長期の日本と同じ事が中国でも起こっており、その規模が一桁多い。

 言ってしまえば、一桁多い消費が進んでいるわけだが、その一桁の大きさが、やはりすごい。圧倒的消費、どこまで行くんだろうか、と、考えてしまう。中国共産党幹部は権力闘争と平行して、この巨大な国の舵取りを行うのだから、チョットすごい。日本の舵取りも大変だとは思うが、これだけ巨大だと、地球が崩壊しかねない。

 ある種、面白い時代。ソフトバンクの孫氏が引退を取りやめたぐらい、面白い時代が来ている。そう、前向きにトラエタ方が精神的にはよさそうだ。

 さて、私のビジネスもどうなりますか?楽しみましょう。

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