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2018年1月24日毎日新聞夕刊から

 折尾哲雄氏の言葉が掲載されていた。


 「『比較地獄から嫉妬地獄へ』と私は呼んでいます。嫉妬から人を引きずり下ろし、徒党を組んで人を攻撃する。ツイッターもそれが強いでしょう。嫉妬地獄が国民的な広がりを見せるとき、社会全体がうつ状態になる。産業でも学会でも学校でもうつ病が多発し、その中のごく少数が抑圧から爆発し、異常な殺人や自殺に向かう」

 そう、この日本の雰囲気を鋭く指摘している。
 解決策も提示している。

 「そんなうつ状態から抜け出すには人の目や空気、世間を気にせず、自分は自分という『個の確立』が求められるが、その考えが根づかない。『そこで〈ひとり〉が解決の糸口にならないかというのが私の問題意識です」

 「『借り物』の『個』よりも、周囲との調和を重んじ、俗っぽさも欲望も絡めた『ひとり』という居場所を考えてほしいというのが山折さんの願いだ。西洋的な『個』と日本的な『ひとり』との間にある微妙な違いを考え、自分たちは何者かを見出した先に、日本人ならではの祈りが見えてくるのかもしれない。」

 なかなか難解で、含蓄のある話である。

 勝手気ままに生きていると見られる私であるが、これはこれで日本的な社会と摩擦を起こして、結構悩んでいる。基本、楽しそうにしている(仕事も趣味も)ことが、嫉妬を生み、摩擦を生み、引きずり下ろす圧力を受けることとなっている。よく理解できる解説だ。

 どうして、嫉妬がそれだけのエネルギーになるのか不思議だった。人の事など余り気にならない、意にかえさない私の感覚からすれば、嫉妬は不幸の入り口で、嫉妬地獄に取り絡められると、良い事は何もないと考えている私は、嫉妬する人々を理解できなかった。この歳になってようやく、少しは理解できるのだが、それでも不思議である。

 ぜひ、折尾哲雄氏の書籍を読んでみたくなった。

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