半導体業界 IoTをにらみ各社沸騰
最近、経済的な事は余り言及しないようにしていた。
色々理由はあるのだが、少しは言及すべきかと思い、書いてみましょう。
フラッシュメモリー(NAND)業界の投資競争が激化。昨年10月ぐらいから始まったSamsung、続いてペーパーの注文書をチャンと出すようになった東芝、そしてSK-Hinx。IntelやMicoronも控えており、最大のXMCが2022年への投資が2017年末から始まる。XMCの動向はなかなか見えてこないが、、、、、。
今のNANDは造った先から売れていく状態。需要が供給を上回り、引く手あまた。それはデーターセンターの需要が大きく、IoT、AI、G5などデーターが増える要因しか見当たらない。データーはドンドン増える。データーセンター間、中継地間の光ケーブルによる通信需要も伸びる一方。
NANDの巨大投資に対して、TSMCもすごい勢いで投資している。そう、IoTには沢山のデバイス需要が発生している。
IoTが進むのは、生産現場、そして自動運転を睨む自動車業界。
生産現場は、生産現場の環境(温度、湿度、使用電力、稼働状態、生産映像など)を送り込むことで、ムラ・無駄を省くコストダウン、稼働率向上、納期短縮、在庫削減など現場改革が進む。
自動車は、現在100ケ程のLSIが使われているが、EVやPHV などが進むことで、1.5倍ぐらいになり、自動運転になると3倍程度の増加が見込めるようだ。まさに走るコンピューターと言える。自動車の進化により、LSIの需要は鰻登り。
半導体業界が活況を呈するのと同じく、電子デバイス(チップコンデンサーなど)の需要も増え、モーター需要、光通信需要がガンガン増える。
逆に、ガソリンの消費量は減り、鉄の需要やアルミの需要は減りそうだ。鉄やアルミに代わってカーボンファイバー需要(CFRP)が指数関数的に増えそうだ。2020年以降に極端に増えそうだが、、、、。
ここで詳しく語る余裕はない。しかし、ソフトバンクの孫社長が引退を撤回した気持ちがよくわかる。すごい変革の時代が来そうな予感がある。
そう、食の世界でも大きな変化がありそうだ。グローバル化が進む一方で、ローカルな食が大切にされそうだ。
一極集中=都市化が進む一方で、地方の衰退、そして地方の見直しが進みそうだ。発展途上国は都市化が進むが、先進国は集中し過ぎた都市化の見直しが始まっている。
そんな社会変化も進みそうだ。
一つ一つが未来予測論文のテーマになる内容であり、市民の生活に直結する、生活の変化と言える。
あー寝ているのがもったいない変化だ。ビジネスチャンスとか言うのではなく、変化することはワクワクする。そんな時代になりつつある。
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