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IoTとソフトバンクのARM買収で考える

 ソフトバンク株価がARM(3.3兆円)買収で下がったとか。


 ソフトバンク 孫社長の無謀なARM買収との判断だろう。

 ARM買収は無謀かどうかは、時間が証明してくれるので、そんなのを語るつもりはない。しかし、世間ではIoT、IoTと騒がれている割には、IoTへの理解は低いのだなと思ってしまった。

 IoTは物がインターネットに繋がりますよ!という事。これまで、PCだとか、スマホだとか携帯電話だとかがインターネットに繋がって、その恩恵を皆受けているにもかかわらず、物がインターネットに繋がるという事が分からないのかもしれない。

 温度、湿度、GPSデーター、圧力、画像、加速度、赤外線センサー、などなど。そんなセンサーがインターネットに繋がって、データーをクラウドに送り込む。

 現在、どれだけの物がインターネットに繋がっているかと言うと、まだ数十億の数。予想では2020年には500億のインターネットにつながる物が出現し、1兆個のセンサーがインターネットにデーターを送り続ける社会となる。
 
 スマホは15億台/年売れており、PCは3億台。合わせても18億=新規。これまでの累積でスマホは20~25億台が稼働しており、PCは6億台~10億台。多く見積もっても35億台。

 これが、あと3年余りで500億台になり、センサーは1兆億個。チョットオーバーではないかと思うかもしれなし、私自身大した確証があって語ってはいないのだが、車の自動運転は、車がPCを持っていて、インターネットに繋がる。自動運転ができる高速道路沿いには、あらゆるセンサーが配置される。

 マーケティング分野では、画像処理はクラウドで行い、データーをとにかくクラウドに送り、クラウドがAI手法を使い、誰がどんな環境でどんな物を購入したか?どんな行動を取ったかが、分析される世界になる。

 通信規格も現在の3G、4Gから次世代の5Gが整備され、ボタン電池1ヶで3年間データーを送り続けるセンサーが増えてくる。省エネ、高密度通信技術の5Gの確立である。

 インターネットに繋がるための部品は、誰が作るのか?そこに手を挙げているのは中国である。本格的には来年から始まる半導体製造設備投資。今年は土木工事と内装。年明けから、設備導入。果たして、本当に立ち上がるのか?

 今、最先端のLSIは線幅14nm。IoTで使用されるLSIは170nmの1~3時代前のデバイス。

 ARMの設計は、500億+1兆個のデバイスの設計の80%以上占めそうである(現在は90%)。

 決して真新しい技術ではない。ただ、価格が下がり、意識されない内に進んでいる話である。

 孫社長が引退を見送ったのは、そんなワクワクするビジネス環境、社会変化の現場に立ち会い、そして、その変化をリードするワクワク感があるからだろう。

 チョット面白い時代がまた来る。

 ISの台頭で、文明の衝突と言う名のテロが世界を覆い、アラブの春が起きたのもスマホによるインターネット情報であり、難民が自国を捨てる根拠はスマホの情報である。あらゆる意味で、混沌であり、人の行動に多大な影響を与えるインターネット。

 恐ろしいけど、興味深い。

 

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