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今更ですが、Qセルズ破綻考察

 太陽電池メーカー 「Qセルズ」が破綻して、法的整理に入っている。1999年4人で創業。2008年は生産量世界第一に輝いたが、2010年はかろうじて黒字を確保。昨年2011年は赤字。そして2012年はニッチモサッチモ行かず、破綻。

 2011年のドイツ国内の太陽電池投資額はこれまでで最大規模であったにも関わらず、中国品に圧倒的に押されて、2011年の売上は2010年比の25%減。急遽コストダウンの為にマレーシアに生産工場を移すも間に合わず、、、、、。

 これは技術的に多少優れていても、価格競争の前には小さな防波堤でしかないと言うこと。大量に生産するれば、同じ技術の土俵(この場合は多結晶シリコンの太陽電池)では大量に作ることで技術力は磨かれ、その技術はすぐにコモディ化する。

 それを防ぐには、最初からコストダウンの計画を織り込んで、人件費の安価な、税金の安価な国や地域での生産を視野に入れておかなくてはならない。現在、自動車部品メーカーがこの波に翻弄されている。

 物づくり、特に大量生産の物づくりは、安価につくる方法を設計段階から織り込んでおく。その為に多少、性能が不足しても、価格でシェアを伸ばす以外に手は無い。競争相手がそうやって来るのだから、違う戦略=大量生産をしない選択か、もしくは相手の量産価格よりもより安価につくる方法を確立すべき。

 これからのものづくりは、こういた事が非常に大切である。

 本当はQセルを例に出すまでも無く、日本のメーカーは煮え湯を飲まされてきた歴史があるのであるが、、、、。

 余談だが、電磁鋼板で新日鉄が韓国ポスコを相手取り訴訟を起こしている。新日鉄で開発した技術が中国宝山鉄鋼に流れた事件での損害賠償と生産停止の訴訟である。この成り行きにも注目したい。Qセルズと新日鉄情報漏えいは、ある意味同じ話ではある。

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