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コダックが破産申請、潰れましたね

 過去に、カメラが好きな方だったら黄色と黒のコダックの写真フイルムは知らない人は少ないだろうと想像します。

 と、言う事で、久しぶりの経済ネタ。

 どうして経済ネタが少ないかと言うと、ある特別な人向けにメルマガ配信をしていまして、そこに経済ネタは取られていると、言うわけ。それで、経済ネタの更新が減っています。そのメルマガを転載するわけにはいかないので、、、、。

 コダックと下駄屋。明治維新、西洋からイロイロな物が技術が入ってくる、その時期の下駄屋がコダックと同じであったと想像するのです。私は、この下駄屋の話を好んでするので、このブログでもどこかで書いたかも知れませんが。

 明治維新で西洋文明が押し寄せてきた時に、下駄から靴と言う文化的、技術的イノベーション=技術革新が日本では起きました。そのイノベーションに対応できた下駄屋は靴屋に変身して、継続できたでしょう。しかし、大分分の下駄屋は、多くの下駄屋が歩んだ破綻と言う経路を経たと想像します。今でも下駄屋はありますが、それは残存の利で存続可能となったワケで、下駄の需要が極端に減ってしまったら、多くの下駄屋は残れません。

 職を変えるのが、当然と言えば当然。しかし、その職、あるいは事業を変えると言うのは言う易し行うは難しで、実に難しい。そして、Top企業であればあるほどその成功体験を捨てれなくて、「まだこの路線で利益が出ているから、まだ、何とかなるのではないのか?」と思ってしまうのは人間の考えるコトです。

 二番手の富士フィルム(旧 富士写真フイルム)は、写真フィルムを捨てて、新たな航海へ乗り出しました。しかし、業界トップのコダックは、それが上手くは行かなかった。

 私自身がそういった過去の成功体験に捕らわれていた組織に所属し、そこから距離を置こうと四苦八苦した経験があります。距離を置くのが実に難しい。離れたくとも放してくれない、そんな状態がズート続きました。その状況から、コダックの破綻は皆さんの対岸の火では無いコトは確か。

 そう、成功体験が通じるのは、その製造業、あるいはそのシステムが伸びている間であり、伸びが止まった瞬間から明治維新の下駄屋の状況が生まれます。どんなに素晴らしい下駄でも、どんなに安価な下駄でも、イノベーションにより使われなくなった商品やサービスは、寿命を終えるのです。

 そんな技術他にあるの?と、思われる人は、ある種イノベーションとの距離があるので、気楽な人達です。例えば、DRAM。20nmの線幅が出現した瞬間に、30nmの線幅技術は陳腐化し、見向きもされなくなります。

 今後考えられることは、カーボン繊維での軽量化技術が多分、劇的に値段が下がるでしょう。現在は、カーボン繊維と樹脂の複合体(CFRP)技術ですが、カーボン繊維と金属(CFRM)のが安価にできる方法が確立されれば、、、、、鉄鋼需要は極端に減ります。これが、イノベーションの恐い所です。巨大な鉄鋼産業が「後、10年の寿命」などと経済紙が書く日は近いかもしれません。

 コダックの事象から学ぶべきは、新たなイノベーションに乗るしか生き残る手は無いと言うコト。自らそのイノベーションを生まないといけないのかも。Sonyがウォークマンで世界を席巻していたその絶頂期に、ipod相当品を生んで、自ら絶頂期のウォークマンを潰さないといかなかった。それがデキナイのが、人間でもあるのですが。

 そんなことを考えたコダック社の破綻でした。

 

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