« 半導体設備投資減速! | トップページ | 最近の先端産業動向 Ⅱ »

最近の先端産業動向 Ⅰ

 2011年5月31日
 最近、経済動向のまとまった記事を書いてこなかったので、ここいらで。

 世の中ではスマートフォンが流行り、そのスマートフォンでインターネットをPC同様に見て、You Tubeも見る。iPadでは、書籍を読みながらメールで仕事をする。そんな世界がアメリカだけでなく、日本、ヨーロッパ、韓国、台湾、中国で起きている。そして、今後ロシア、インド、ブラジル、ベトナム、タイ、インドネシアで広がる。PCを使わないで、インターネットで通信、ダウンロードが可能な時代となる。

 日本の大手電機メーカー(東芝、日立、三菱、富士通、NEC、沖、ロームなど)社員はPCの持ち歩きは禁止されている。そして、PCに入ったメールは携帯に転送されて、それを読んで次のアクション(電話での指示等)が行われる。

 PCの販売台数が3億5千万台/2010年 だったのをスマートフォンはブッチギリで4億台を超えた。2011年は4.5億台を超えると言われている。

 ちなみにスマートフォンの中でもアップル社のiPhoneは低温ポリシリコン型液晶画面を使用。サムソンは有機EL画面を使用している。低温ポリシリコン型液晶は、シャープ、IPS-α(日立+Panasonic+Canon)、TMD(元は東芝松下ディスプレー、現在東芝モバイルディスプレー)の3社で、アップル社が投資の肩代わりをすると言う事で話題になった。有機ELは日本で一部Sonyが商品化して話題になったが、サムソンとLGが大きく投資して、現在も継続投資中である。

 アメリカのアマゾンは紙の書籍を電子書籍(電送データー=ダウンロード)売上が超えたと言うことで最近新聞の話題になっていた。と、言うことは、日本もそういった時代がすぐそこまで来ていると言える。
 電子書籍を読むための端末には、Sonyの「Reader」、Amzonの「Kindle」が有名だが、スマートフォンでも読める、タブレットでも読める。当然PCでも可能であるが、、、、、、PCで書籍読んでいる話は余り聞かない。

 と、なると勢い、スマートフォン、タブレットの需要はしばらく止まらない。Sonyのウオークマンに替わり、アップルのiPodが世の中を席巻した。それと同じ、あるいはもっと大規模なことが、現在進行中と言える。

 さて、そういったスマートフォンなどの携帯端末に使われる部品は?あのインテル=IntelがCPUを供給している?これがIntelのシェアは10%未満である。また、ハードディスクでなくSSD(Solid State Drive=フラッシュメモリーで構成された記憶装置)が使われる。フラッシュメモリーの需要は増えるが、省電力型であることが携帯端末の必須条件。
 また、DRAMもPCで使われるDRAMでなく、携帯端末用のDRAM需要が拡大しており、その最大シェアメーカー=エルピーダメモリーがPCDRAM専業メーカーが苦戦する中、好成績を残している。

 今後、PCのDRAMへの投資は抑制され、あるいは集約されていくのかも?そして、新たにスマートフォン用のCPUマーケット、スマートフォン用のSSDマーケット、スマートフォン用のDRAMマーケットが活発化するのは当然と言えば、当然。

 ここで注目しないといけないのは、PCマーケットの成長鈍化、近い将来の成長停止、あるいはピークアウト。東日本大震災前からクラウド化が言われていたが、震災後、特に日本ではクラウド化がかなり加速しそうである。加速することで、セキュリティー向上をはかると言うわけである。

|

« 半導体設備投資減速! | トップページ | 最近の先端産業動向 Ⅱ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519197/51816057

この記事へのトラックバック一覧です: 最近の先端産業動向 Ⅰ:

« 半導体設備投資減速! | トップページ | 最近の先端産業動向 Ⅱ »