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日本の技術と生き残り Ⅱ

 レコード針の先端加工技術を前回少し述べたが、今回は光。光ピックと呼ばれるCD、MD、MO、DVD、ブルーレイなどの書き込み用の光ピック。
 LD(レーザーダイオード)が光元として使われている。LED(ライト・エミッション・ダイオード)と原理は近いが、、、、、余り違いが分かっていない。知りたい方は、ネットで調べてみてください。
 書き込み用のLDは熱を持つ。その熱をいかに逃がすかが、LD寿命に大切な要素となる。現在では、LDを載せる基板に窒化アルミ基板が採用されている。LD+窒化アルミまでは日本で作られ、その後のレンズを付ける、配線を行う、パッケージとして組み立てるは日本ではほとんど行っていない。圧倒的に安価な人件費の国(中国など)で行っている。
 年々歳々こういった電気製品は安価になり、日本は次々に新しい物を出していかなければ、キャッチアップされて、存在価値がなくなるから、なかなか厳しい。
 光ピックと呼ばれるパーツも以前はSonyの特許だったのだが、今でも特許は残っているだろうが、実際にはその特許を得て、安価に組み立てる会社が儲かっている。
 
 次に、HDD(含むFDD)。HDD(ハードディスクドライブ)はテレビの録画で今や一般的なものとなった。元々はPCの外部記憶装置であった。HDDのヘッドはMIG⇒MR⇒GMR⇒TMRと進化し続けている。現在の基板材料はアルチックと言われるセラミックスであり、このアルチック基板の上に薄膜で磁性体を形成して、ヘッドとしている。水平から垂直に記録方式を変えることで、飛躍的に記録密度があがった。なかなか大変なことであるが、、、、、、余り注目されない。日本の技術である。
 FDDを開発し、商品化したのはIBMであった。そのIBMがHDDヘッド事業部を日立に売却している。時代の流れは色々である。

 レコード、光、HDDと来て、SSD(Solid State Drive=フラッシュメモリー)に進んでいく。http://e-words.jp/w/SSD.html
SSDの世界は、また別に。
 HDDの技術は日本が最先端を走っており、事業かもボチボチ上手く行っていると言えるが、、、、、雇用は余り生んでいない。それも、世界を目指すと=量を目指すと仕方が無い話なのかもしれない。

 これらの強みと思われていた技術が、どんどん海外に流れ、そして、、、、、日本人の雇用は生まれないのは、実におかしい。しかし、これが現実。日本の産業の足腰は、そんな意味でかなり弱まっているが、何とか明るい方向で、語りたいと考えているのだが、、、、、、。

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