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書籍『「半導体」敗戦』を読んで

 読んだ本の紹介『イノベーションのジレンマ 日本「半導体」敗戦』(why Does Japan's Semicondudtor Industry Decline?) なぜ日本の基幹産業は壊滅したのか?

 湯之上 隆著 光文社ペーパーバックス日本「半導体」敗戦 (光文社ペーパーバックス)

 この場でも散々述べてきたが、日本の半導体産業は「どうなるんだろう?」と心配しているのだが、、、、、。一つの指針となる書籍。日本の半導体産業が今後、このまま凋落しつづけるのか、あるいは再び世界の脚光を浴びる日が来るのか?それは、技術ではなく、経営だと、、、、、。

 優秀な技術者が優秀なマネージャー(管理職)になるワケではない、ごく普通の事が、実は日本の社会はできないで苦しんでいる。

 管理職にならないと、給料が上がらないだとか、管理職じゃないと発言ができないだとか、、、、、。やはり、高度成長気に作られた会社組織自身が疲弊しているのだという事が良く分かる。この本には敗戦理由はいくつも挙げられているが、敗戦責任者に関しては語られていないし、まあ語る事を旨とした書籍ではない。

 私自身は、ピークアウトと言う現象、それがどんな理由であっても、ピークアウトと言う減少は、生物である人間にも、そして社会にも、会社にも起こるのだということ。そして、日本の半導体も実は、ピークアウトしたと言う事実。それは、キャノンのステッパーを見るまでも無く、半導体製造装置についても言えるのかもしれない。

 まあ、戦犯は語られていないが、団塊の世代がTopに立った事が原因だと思うし、結局、サラリーマンは無能な地位まで登り詰める事で、その組織の衰退を招く。これを防ぐには、経営の若返りを行うか、オーナー企業でやるしか無いのかもしれない。放置しておくと、職権は腐乱し、地位は腐る。それと一緒に、会社も腐る。今や、日本の、どこの大手企業もそれに苦しんでいる。団塊の世代がいなくなり、そしてしばらくしないと、回復の目は無いのかもしれない。

 色々考えさせられる書籍である。

 

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