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経済コラム <<中国経済4>>

経済コラム<<中国経済4>>
中国各地で半日デモが頻発しているようである。しかし、何度もここで言っているように、中国のデモなどは為政者の意向を受けたパフォーマンスであり、海外メディアへのプレゼンである。それを何の意図的な背景も説明せず、垂れ流す日本のマスコミの何と情けないことか。
 同じように円高、ドル全面安の背景、原因を余り追究せず、そのニュースと円高による悪い影響のみを垂れ流すマスコミは、ほとんど思考停止状態。
 さて、中国元の話。中国元を上げていくことは、アメリカ国債最大の保有国の資産の目減りを意味している。元が値上がりして、US$が値下がりしていくと、中国の保有している米国債は目減りしていく(これは全く日本の事情と同じでもあるが、、、、)。それに加えて、アジア発展途上国間の競争力が減る。つまり、中国の元の値上がりで、ベトナム、ラオス、カンボジア、インドネシア、タイ、ミャンマー、バングラデッシュなどに生産工場のシフトが起こる。そうすると、中国の雇用が減る、そうすると中国の経済成長に陰りが出る。それが進むと、地方の農民の生活は向上しない⇒貧困が進む⇒国民の不満が高まり、現政権への批判が始まり、中国の歴史が物語るとおり、地方の独立運動などに直結する。
 で、元は今後どんどん高くなっていくが、そのスピードによっては、中国共産党の寿命に関わってくる。ソ連が崩壊して、ロシアになった時に、色々な国が独立した。これと同じ事が起こる可能性は高い。
 さて、液晶分野に関して。
サムソンもシャープも中国に液晶工場をシフト始めている。これは中国マーケットでの拡大を計画する場合には、避けて通れない。しかし、最先端の技術移転はしたくない。そのジレンマに各社陥っている。世界最大はサムソン、第二位はLG、第三位はAUO、第四位がInnoLux、五位がシャープ。先端技術はシャープであるが、こと、テレビになると、ドライバーICの技術がかなり重要となる。
 しかし、中国はとにかく液晶工場を移転させて、生産に力を入れるつもり。あらゆる手立て(政治的、為替的、関税的)を使い、液晶工場を建てる。シャープの3倍以上の生産工場を3年で作るだろう。
 これからは、液晶の大型投資は中国が主戦場となることは、間違いない。今の工場は小さく、稚拙であっても、3年後には大きく変わっている可能性は高い。
 次回は、半導体について。

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