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中国経済 2

 中国の成長は10年は続く。その巨大マーケットを各国は争って、そこから益を吸い上げようとしている。これはある種、日清戦争時の中国に似ている。欧米各国が中国に割拠して、新参の日本がはじき飛ばされそうになり、眠れる獅子と戦った。そして、欧米各国に総スカンを食いながらも、大陸の一角を占めるようになった。ある種、狩場となった中国。

 形は変わって、中国人自身への搾取と言う形は取らなくなったが、企業にとっては、利益の源泉、狩場といえなくは無い。欧米と韓国、台湾、そして日本などが入り乱れて、中国で利益を上げようと躍起になっている。しかし、中国としてはそれぞれの国を天秤に掛けて、どこが自国に有利なのかを計りながら、比べている。

 現在の日本も中国無くして、経済活動はあり得ない。色々な形で中国と関わって行くこととなる。中途半端な関わりでは焼けどする。中国人で無くとも、いい加減な、腰の引けた付き合いでは、本当の付き合いはできないのは普通の人間関係を例にとるまでもない。

 中国だけではなく、インド、ロシア、ブラジルも同じくとことん付き合って行くことが肝要。要は、日本だからとか、中国だからだとか、韓国だからだとかいった色眼鏡は不要、人間同士の付き合いであればいい。相手に利をもたらすのが商売。それが利益につながる。お金払う人が喜んで払ってくれる商品、あるいはサービスであれば、国境に関係の無い付き合いができる。

 まあ、「そんなきれいごと」と言われるかもしれないが、商売の基本を外して商売は成り立たない。

 海外と取引する場合に何も特別なことはない。言葉の壁は当然存在する。さらに、慣習の違いだとか、食生活、価値観の違いなど。それを高い壁=ハードルと考えるか、「当然」と考えるかで大きな違いがある。初期に陥りやすいトラップ=ワナに、言葉がしゃべれないといけない、言葉が分からないと仕事にならないと言う感覚がある。これは、通訳と言う介在=手助けする人を頼めばいい話である。逆に、取引先国の言葉を話せれば、仕事ができるかというと、そんなことはない。商売の基本は、相手に利のあることを提供することにある。その為には相手への理解であり、想像力である。

 話が横道にそれた。今後、中国は経済成長を維持するために、極端な「元」の値上げは行いたくはない。しかし、アメリカの印刷し過ぎたUS$は下落せざる得ない。その微妙なバランスを取りながら、元は長い目で見て上がっていく。
 中にはソフトランディングは不可能、ハードランディングになる、と言う人もいる。しかし、ハードランディングこそ、戦争や内戦、抑圧と虐殺、そういった知恵のない政治になる。私はソフトランディング=徐々に変わると信じているし、信じたい。
 
 そして、経済成長と中国内部の不満分子を抑える為の国外に仮想敵国=日本を作り、ことが在るたびに色々仕掛けてくる。
 
 それでも、中国の大きな口をあけた、お腹が空いた状態はしばらく続く。無視して、ビジネスは考えられない。

 では、そんな中国と具体的に、民間企業はどう付き合っていくのかを次回考えたい。

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