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デフレの考え2

 デフレとは物価が下がっていく不況の事を指すようであるが、デフレが悪いわけは、需要と供給の関係が需要=小、供給=大で、供給調整を行わないといけない。供給調整と言うのは、生産調整とそのまま言い換えてもいい。生産調整と言う言葉はいかにも胡散臭い言い方。もっとハッキリ言えば、生産縮小を行わないといけない。

 先にセメント業界の事を書いたが、まさに日本が行おうとしている事が、生産調整。セメントの最大生産量は1000万トン/年であったところが、現在はその半分以下の生産需要しかない。で、会社が生き残るためには生産調整を行う。生産調整を行うことは、工場の閉鎖、生産設備の廃棄を行う。それまでそこで働いていた人々の働く場を失うと言うこと。

 働く場を失う=失業=解雇。これが生産調整を行うと言うこと。だからデフレが進むと不況が進む。

 土建業にもこの波は確実に押し寄せている。土建に関しては、海外進出するということは、設計だとかノウハウの提供であり、労働力は現地調達である。従って、どんだけ大きなプロジェクトでも日本の雇用はほとんど増えない。そして、日本の土建需要がどんどん減っている。これは、ずーと以前から分かっていた事。これを自民党政権は分かっていながら先送りして、土建業にバラマキを行ってきた。

 土建業にとっての公共工事は「継続性のある事業」であったが、ここに来て国の巨大な借金が明るみに出て、継続性のある公共事業は続かなくなった。で、この分野も生産調整=雇用調整となる。

 造船に関しても、圧倒的に人件費の安価な中国に主力戦は移り、2009年の生産シェアは中国が60%、韓国が35%、日本が2%となっている。○○造船と名前の付いている造船会社も既に主たる生産物は船では無くなっている。これは、日経ビジネスの日立造船記事ところでも述べたが、大変な努力をして業態を変えている。

 大きな、しかも古い会社が、その主たる生産物以外の生産ないしはサービス業に業態を変える、あるいは多角化すると言うことが、いかに難しいか、それについて、次から書いてみたい。

 かなり自分の業界の話になり、それはそれで困るのだが、書けるところの限界まで書いてみよう。

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