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セメント業界

 セメント需要が低迷している。日本での最高需要は1000万トン/年であったそうな。それが今では半分を割って470万トンあたりを低迷している。バブル1989年にピークを打ったものと思われるが、その後徐々に下がって来たようである。

 需要が半分になれば従業員が減るのも当然か?業界最大手のセメントメーカーは単独で2133名、連結で16909名。どこのところでリストラしているのか分からないが、700名の希望退職を取っている。単独だと30%にもなる。連結でのリストラだと、母数にもよるが、いずれにしても大変なリストラであるのは間違いない。

 今後、仮に日本の景気が回復しても、セメント需要が大きく伸びると言う事は無い。セメントの需要は建築物に使われる。高速道路、鉄道、橋、ビル、などなど。今後日本の高齢化を考えれば、インフラ整備に多くの需要が発生するとは思えない。まして、人口が減っている現在、そして財政赤字が巨大な現在の状況から考えても、需要が減ることはあっても、増える事はなさそうである。

 これらの公共工事に絡む需要に関しては、ほとんど報道されないし、日本の腰抜け、アメリカタイコ持ちジャーナリズムも放送しない。これが現実の日本であるはず。

 確かにアップルが出す携帯だとか、電子ブックなどの報道は大きく取り扱われる。これは余りにアメリカに偏り過ぎていないだろうか?日本のセメント業界だけでなく、造船、鉄鋼業界もかなりヤバい。そして、化学工業分野も巨大なプラントと巨大な資本の占有率向上が進んでいる。とても楽観できる状況にない。

 圧倒的に高価な日本の人件費。さらに為替で追い打ちを掛けられている。現在85円/US$割れが懸念される状況になった。このまま、円高が進むと、日本の物造りは本当に生き残りが見えてこなくなる。円高は国力が高くなることだから、大いに歓迎と言う経済学者もいるが、、、、、、賛成できない。

 この為替の問題は、もう少し学んでからシリーズで考えてみたいテーマである。

 リストラは他人ごとではない。まして、2011年からの二番底現実もアメリカの失業率の上昇を見ていると、現実味を増してくる。上海万博が終わって、上海閥がいよいよアメリカ国債に見切りを付けて、売りに出し始めると、、、、、。日本はその売りに出されたアメリカ国債を買い支える元気は無いし、買い支えてはならない。暑い夏、こんな事を考えていた。

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