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ウ~ン難しい

 昨日、とある装置関連の世界トップシェアのエンジニアと話をした。その装置は半導体では欠かすことのできない後工程で使用されるもの。

 そのエンジニアが言うには、「韓国では売れない、初期に数台出たら、すぐにコピーされて、ソレッキリになる。そして、韓国が済むと、台湾が韓国製装置で席巻される。」との話。特許だとかで防衛するのでが、装置物は防衛するにも限界がある。その上、争うのは韓国の裁判所と。

 韓国通貨ウォンが少し高くなって¥1=W10~12 に戻している。それでも、韓国の人件費は日本の60%程度と安い。人件費勝負してはカナワナイ。では、エンジニアリング力、設計力では?

 装置は非常に特殊な物を使わない限りはすぐに真似されてしまう。よい例が工作機械。マザーマシーンとも言われるが、高精度の技術を必要とされるこのマシーンですら、すぐに同等の物をコピーされる。現代は、分析力も高く、なんでもかんでも成分分析して材質を特定できる上に、高精度測定装置もあり、一つ一つの部品をコピーするのは実に容易になった。工作機械の制度も高く、同じものを作るのはそれほど難しい話では無くなった。

 作り方が非常に特殊な場合を除けば、コピーされる。それをどこまで特許だとかで守れるかは、、、、、、実はかなり難しい。設計自身は実は特許性は高いのだが、、、、実際にはコピーした者勝ちといった世界の潮流である。これは韓国だけでなく、中国がまさにそうである。しかし、中国の中小企業は余り発達していない。大企業が国家からの支援を受けて発展してるのが現状。韓国は中小企業の層の厚みがある程度あり、工業製品のコピーは実に盛んである。

 技術流出の一つの原因は、定年退職者、あるいはその年齢に近いエンジニアの流出である。一人1500万円も積めば、団塊の世代~その5年したぐらいのエンジニアは容易に採用することができる。しかも1年契約だとか長くても3年。その間に技術を吸収してしまう。

 そんな分けで、コピーし易い装置関連はどんどんコピーされて、日本の物作り企業は苦境に立たされつつある。この解決策はあるのか?

 円高が進んでいる。円高が進めば、物作り企業の日本での生き残りは厳しい。

 徹夜をして、一生懸命試行錯誤して、完成した装置には汗と涙が染み込んでいるが、コピーにはそういったコストは無い。そこで価格競争するのは実に難しい。コピーには血の滲むような努力はいらない。まして、リスクを取った開発投資すら縁がない。それを日本の企業は行い、そして後から来た者たちが席巻する(キャッチアップ)。これにどうにか勝たないと、日本に雇用は残らない。

 実に難しい。現在、物作り企業に解は無い。

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