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化石燃料使用を減らす技術 その9

 LEDの競合技術として有機ELがある。この有機ELは日本・山形の城戸先生が開発した技術で、世界に誇るべき技術である。しかし、かなり危機に陥っている。要はお金が出なくなった。こういったベンチャー系の技術は基礎的な開発は非常に時間とお金が掛かり、産業として成長するには15年ぐらいの時間が必要ではないかと常々思っている。

 LEDの青色の開発を行ったのが中村修二先生であるが、2010年に基本特許は切れる。と、言うことは20年の歳月が経っていると言うこと。有機ELに関しても、今しばらく時間が掛かる。

 有機ELの課題は、寿命と高ワット数。LEDなどに比べると有機物であり、耐候性、寿命がまだ見劣りする。多分、耐紫外線技術などが進まないといけないのだろうと思うのだが、、、、、。

 薄型パネルは液晶が席巻しているが、次世代として有機ELは有望視されている。これは液晶の製造には薄膜装置など、大変高価な装置が必要だが、有機ELはインクジェットプリンターでできてしまうポテンシャルを持っている。また、面発光を得意としており、LEDのような点発光ではなく壁全体、天井全体を発光させるなどの意匠性も持っている。当然発光効率も高く、蛍光灯よりもエネルギー効率が良いのは言うまでもない。

 日本で成長しつつある有機EL技術であるが、ドイツが結構な予算を組んで開発に乗り出している。逆に日本は補助金のカットで研究開発費用は相当絞られている。この辺りの詳しい情報は、城戸先生のブログを参照されたい。

 こういった省エネ先端技術はどこでブレイクするか分からない。ベンチャー的技術の広がりも現時点で評価すべきではないし、できっこない。で、あれば国である程度開発を負担して、世界に通じる技術とすべきであろう。まあ、少なくともエンジニアが流出する事態は避けてもらいたい。

 実は有機ELの装置メーカーはトッキ(キャノン資本)とULVACであるが、両者どちらも現在のメインのビジネスは韓国である。また、韓国からのキャッチアップ。ホント、技術の流出させていいものか?どうすれば流出を止めることができるのか???????何とも難しい課題である。

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