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化石燃料使用を減らす技術 その6

 次のテーマは原子力発電。これまで人類はチェルノブイリ事故、スリーマイル島の事故、広島&長崎への原爆投下による無差別殺戮。これだけの経験をしている。

 ある元大学の先生は、「日本の原子力技術は絶対安全で、その安全性を損なっているのが政治などの利権である」とのたまわっているが、これは信用ならない。人間の作る物で完璧はない。必ず欠陥があり、事故は起こる前提で作られてこそ、人間の技術であると思う。原子力に関しては、ウラン廃棄物をどうする、放射線汚染物をどうする、などの問題の目処が立っていない。これは地層廃棄がすでに問題解決策であると言うひともいるが、これすら怪しい。人間が数万年先まで生きていたとしても、はたして、その頃の子孫がどう感じるか?大昔の人類が捨てた廃棄物で悩んでいないという保証はないし、ましてそこまで考えて廃棄しているとも思えない。
 
 従って、原子力発電はある程度は増えることは許容せざる得ないとは思うが、疑心暗鬼になって、疑って掛かることがこの技術には必要ではないだろうか?全面的に信用して、賛成するにはまだまだ幼稚な技術であると思う。

 原子力発電は今後、かなり進む計画である。中国、インドのような人口の多い国は特に積極的である。これには理由があり、繰り返しになるが、石油の値段の高騰が予想される現在、それに変わるエネルギー無しには生活向上は考えられない。どうしても、電気エネルギー=発電を拡大することが、必要となっている。

 さて、では原子力発電ははたして化石燃料削減高価が高いのか?その命題自身が眉唾である。放射性廃棄物の問題を棚上げにすれば、まさに化石燃料削減に効果的なエネルギー元であると言えるが、先ざきの不安要因=放射性廃棄物を考えると、「本当に、そうなのだろうか?」と考え込んでしまう。権威者の発言をそのまま受け入て痛い目にあったのは、ごく最近和解した「水俣病」だではない(水俣病の初期は、東大の先生を呼んできて、「風土病である」と結論付けて、対策が大変遅れた。その馬鹿な先生は国やチッソからかなり何がしかをもらっていた)。

 日本の原子力事業は電力会社主導に見えるが、実は東芝、日立、三菱重工の3社三つ巴の利権争いの様相を呈していた。ここにきて、海外への売込を政府を巻き込んでやるという方向性が出てきたので、多少風向きが変わったが、、、、、、。私の気持ちとしては、日の丸原子力頑張れ!である。いずれにしても、人類は原子力発電にしばらく依存する方向で舵を切った。で、あれば被爆国の日本メーカーにこそ頑張ってもらいたい。安全な原子力発電を世界に供給してもらいたい。

 そうそう、原子力技術で忘れてはいけないのが、原子炉のドンガラ=外ケース=鉄製を現在作れる企業は日本製鋼(北海道)だけだそうで、生き残った珍しい技術である。おおきな卵状の外側ケースを造れる企業は過去に5社程度あったようだが、新規原子炉建設が少なく、撤退があいついだ。ここにきて大量な注文が入って、てんてこ舞いとか。これも面白いのは面白い。アラブ首長国連邦が導入する韓国製の原子炉もベトナムが導入するロシア製原子炉も、日本のメーカー=日本製鋼が供給するそうな。

 話が横道にそれた。原子力の技術に関しては今後とも注目していきたい。まだまだ不勉強である。

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