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ピークアウト 人口 少子高齢4

 人は高齢になると新陳代謝が下がり、体内の消費エネルギーが下がる。メタボになる理由に、若いときと同じように食べていると(カロリー摂取していると)、太ったという話をよく耳にする。これと同じように、高齢者は体内の消費エネルギーだけが減るわけでなく、生活全般のエネルギー消費が減る。つまり、余りお金を使わなくなる。

 日本の資産の8割以上は60歳以上の高齢者が保持しているらしいが、収入が減るので、貯蓄自身は増えないが、消費が伸び悩むので、需要は増えない、減る方向である。

 一番顕著なのが、日本の土地の値段が、1990年をピークに、失われた10年を経て、現在でもなお下落し続けている。つまり、土地の需要が減り続けていると言える。売りたい人が多く(高齢者)、購入したい人が少ない(若者)と言う現実を数字が表しているようだ。

 日本のデフレ=物価下落対策に内需拡大がよく識者と言う人たちから提言があるが、無理な話である。全体的に見れば、高齢化すればするほど消費が減る。減る中でどうやって需要を増やせばいいのか?ありえない話。で、金融手法の一つとして量的緩和政策をいくらとっても、需要は減り続け、デフレは収まらない。人口が減りだした時点で、GDPの伸びはあきらめるべきなのかもしれない。

需要の話のついでに、介護需要は極端に伸びる。しかし、介護需要は伸びても、介護従事者になろうという人は増えていない。さて、問題はだれがこれらの介護需要に対して応えていくか?結論から言えば、中国、エトナムなどからの労働者受け入れしかない。台湾は主にフィリピンから既に介護者、看護婦、医療従事者の受け入れを行っている。もっと言えば、生産現場でも外国人労働者が多い。半導体工場などでもフィリピン人を多数見ることができる。その姿がベストとはとても言えないが、ある種の選択肢であることは、間違いない。

 ユーロ圏では労働者の行き来も容易で、ドイツにはかなりのイスラム圏住民が移民として入っている。まさにボーダーレス化である。そして、日本も人口が減りだした中で、ボーダーレス化するのはある意味流れなのかもしれない。

 一時、IT技術者として日本にインド人が多数は入ってきているとの報道があったが、東京のIT関連では確実に増えつつあるようである。まあ、そんなところから日本人社会も価値観も見た目も違う人種との付き合いを始めるべきかもしれない。

 と、言うことで日本の少子高齢化が進めばどんな社会が来るのか?これに対する細かな点を見てきたが、なかなか全体像が捉えられないのが現実である。

 全体像を捉えるという意味で、次回GDP(国内総生産)について見ていきたい。

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