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中国LCD製造業

 どうも中国でのLCD製造はあまり上手くいっていないようである。歩留まりが上がらないようで、、、、。

 はっきりした理由は分からないが、SVA(NEC出資の中国メーカー)が天馬(中国独自メーカー)に買収されたのは2009年半ばの事。SVAの経営はかなり厳しく、生産も半減していたようである。その理由の一つが歩留まり。日本のNECから技術者を派遣してもらい、かなりテコ入れしたようだが、、、、、。結局NECは大損した形。

 SVAの経営悪化の理由は、、、、中国での家電は売れて売れてという状況から判断して、やはり歩留まりであったのでは?と推察する。

 IVO(中国メーカー)もかなり歩留まりが悪いようである。中国の家電量販店では液晶テレビが売れに売れているようであるが、韓国製と台湾製のLCDが使われている。さすがに組み立ては中国国内が多いようだが。

 ここまでも推察が多いが、さらに推察をすると、、、(推察の上の推 察だから、かなりいい加減なものであるが、、)

 歩留まりが悪い⇒優秀なエンジニアが育っていない⇒台湾LCD業界も初期はかなり歩留まりが悪かった(似ている)

 台湾や韓国は日本からエンジニアを借りるか買い取るかしていた。しかし中国は台湾から技術指導を仰いでいる。日本からの技術指導は余り仰いでいない。日本のエンジニアは中国にあまり渡っていない。

 LCD業界はSemiconに比べて若い業界であり、高齢の日本人エンジニアがあまりいない。台湾や韓国に教えに行ったエンジニアはどうしてのやら?今回の中国でLCD製造が盛んになるようだが、、、、、、。台湾にエンジニアリングを頼るのは、かなりクエスチョンマークが付く。なぜなら、生産技術は中国、台湾ではかなり人気の無いエンジニア職種でる。「責任が重く、仕事のプレッシャーは厳しく、成功して当たり前、失敗責任を負わされる、その割に収入は少ない」といった、理由で生産技術者は人気が無い。

 日本でも最近、理系離れと言われている理由の一つに、上にあげた理由があるのではないだろうか?やりがいはあるのだが、、、、、、。

 中国のLCD歩留まりが悪い次の理由として、工場の設計が根本的に間違っているのではないP3150141かと思う。クリーンルームの性質から言って、かなり高層で無くてはならない。それが、ガラス張りのエントランス(玄関)で恰好はいいのだが、建物自体は低い。あんな低くて高度なクリーンルームは可能なんだろうかと疑問に思う。

 見栄えにはお金を使うが、実質的に必要な処にお金を使わないのでは?そんな疑問を持ってしまう。

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