« 九州から帰って来ました | トップページ | 日本のマスコミ »

ピークアウト 人口 少子高齢 2

 高度成長を支えたのは人口増加が一因であると前回述べたが、実は日本だけでなく世界的に人口増加傾向にあったのが1970年代である。ちなみにアメリカは出生率は2.1~2.2程度あり、今でも人口増加傾向にあるが、、、、、。

 第二次世界大戦が終わり(1945年)、その後しばらくして平和な社会が実現した先進国と呼ばれる国々では、子供が沢山生まれた。これは日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ含めて同じ傾向であった。人口が増える中で、テレビが市場に浸透しだし、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、掃除機、電子レンジといった家電需要が爆発した。それに乗れたのが日本の電機メーカー各社である。日立、三菱、東芝、パナソニック、シャープ、三洋。そして、ITと呼ばれる前のマイコンだとかパソコンといった技術が生まれ、NTT(旧日本電信電話)の下請けであった通信機器会社が電気製品を手掛けるようになり、富士通、NECといった会社も極端に大きくなっていく時代を迎えた。

 すさまじい輸出で、外貨を手に入れ、そして次から次に大量生産、高品質を世界で販売した日本。世界の需要は増え続けた。

 1980年に入り、土地の値段が上がり、1990年台のバブル崩壊まで、株価は上がり、土地は上がり、一時期日本の土地の値段でアメリカ全土が買えるなどといった馬鹿な話が実しやかに言われた時代である。1990年代に日本ではバブルがハジケ、中国が台頭した。大量生産工場は次第に中国へ移行しだした。そこで日本の人口増加は止まった。

 2000年代に入り、日本のGDP成長率も下がり、当たり前であるが低成長と呼ばれる時代となった。ハッキリ言えば、日本はこれから低成長ではなくマイナス成長=縮小社会となる。これまで海外に物を売って稼いでいたが、それも間々ならなくなってきた。アメリカやヨーロッパ諸国は海外への投資によるリターンを得る金融社会となりつつあるが、日本はその道は選べなかったし、それは正しい選択であったと言える。

 物づくり立国と言うのはタヤスイガ、皆が皆、研究開発者になるわけではなく、まして日本人だからその適正が皆あるとは言えない。子供が減ることで、競争が減る。文部科学省の意向もあり、ゆとり教育とかで、学力もさして高いレベルを維持できているとは言えない。食料自給率が40%の日本は自給率を上げるのは非常に重要なことだが、一朝一夕にできることでもない。その間に、何を海外に売って、食料を購入する必要がある。何を海外に売るのか?

 技術しか無いが、さてさて、そんな気構えが今の若い人にあるのか?また、年寄りに子孫の将来を危惧して、何かをあきらめる人はいるのか?

 年金制度が破綻すると言われている。これは、まさしくその通りで、年金生活者が2012年から本格的に始まる。

|

« 九州から帰って来ました | トップページ | 日本のマスコミ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ピークアウト 人口 少子高齢 2:

« 九州から帰って来ました | トップページ | 日本のマスコミ »