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ピークアウト 緒言

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 日本の人口は2005年~2009年の間で最高値を示し、その後減少していく。減少度合いは結構ゆるやかで、年間2万人前後の減少から始まる。
 石油(原油)の生産量は発展途上国の使用量が増えている関係で、増加傾向にある。しかし、採掘して容易に使える石油埋蔵は減っており、新たな油田の発見は減りつづけており、使用量の増加が油田発見量を上回っている。原油の埋蔵量から言えば、300年程度は持つ計算になるが、採掘費用が高価になるとか、精製に費用がかかる(オイルサンド)などの理由で、石油がすぐに無くならないが、生産が頭打ちになり需要は増えることから、石油の需要と供給の関係はピークアウトした。それが2009年ではないかと言われる。
  GDP(国内総生産2009年)は世界第2位から世界第3位になった。これもピークアウトしたと言える。
 
 原油と人口がそれぞれピークアウトした言う意味では2010年はある種の起点になる年のようである。それぞれの意味を考えてみたい。
 
 人口減少は言うまでもなく労働力、消費者の減少を意味しており、経済成長と言う観点からマイナス要因である。さらに国力=世界における影響力と言う観点からも国力の減少につながり、マイナス要因であると言える。

 原油のピークアウトは石油製品の価格上昇を意味する。国の間の為替問題で、簡単に割り切れないが、長いスパン(5年以上)で見れば、需要が供給を上回ると価格は上昇する。原油価格が上昇すれば、それを原料とする製品(ガソリンとかポリエチレンとか薬とか)は上昇する。

 だからどうなのか?一つは人口が減少に転じることは、それ自体は大きな問題とは見られないが、高齢化と言う観点からは、子供=子孫の負担が増えていくこととなる。

 石油の値段が上がると、確実に食料事情が悪くなる。世界の耕作地はこの30年間増えていない。しかし、生産量は2.5倍に増えて、世界人口増加を養っている。それでも、余っている所と、不足しているところが発生して、数億人が餓えている。

 GDPが世界2位から3位になったこと自信はあまり意味がないが、そうなった原因に大きな意味がある。中国の経済力の台頭、逆にアメリカ経済力の低下、それに釣られる様に日本の経済力の低下。世界は相対的なものであり、色々な比較で語られる。日本の経済力の低下は何を意味するのか?

 まず、この3点『原油価格上昇、人口減(少子高齢化)、経済力(GDP)』が意味することをシリーズで考えて行きたい。

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