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2010年2月

ピークアウト 人口 少子高齢 2

 高度成長を支えたのは人口増加が一因であると前回述べたが、実は日本だけでなく世界的に人口増加傾向にあったのが1970年代である。ちなみにアメリカは出生率は2.1~2.2程度あり、今でも人口増加傾向にあるが、、、、、。

 第二次世界大戦が終わり(1945年)、その後しばらくして平和な社会が実現した先進国と呼ばれる国々では、子供が沢山生まれた。これは日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ含めて同じ傾向であった。人口が増える中で、テレビが市場に浸透しだし、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、掃除機、電子レンジといった家電需要が爆発した。それに乗れたのが日本の電機メーカー各社である。日立、三菱、東芝、パナソニック、シャープ、三洋。そして、ITと呼ばれる前のマイコンだとかパソコンといった技術が生まれ、NTT(旧日本電信電話)の下請けであった通信機器会社が電気製品を手掛けるようになり、富士通、NECといった会社も極端に大きくなっていく時代を迎えた。

 すさまじい輸出で、外貨を手に入れ、そして次から次に大量生産、高品質を世界で販売した日本。世界の需要は増え続けた。

 1980年に入り、土地の値段が上がり、1990年台のバブル崩壊まで、株価は上がり、土地は上がり、一時期日本の土地の値段でアメリカ全土が買えるなどといった馬鹿な話が実しやかに言われた時代である。1990年代に日本ではバブルがハジケ、中国が台頭した。大量生産工場は次第に中国へ移行しだした。そこで日本の人口増加は止まった。

 2000年代に入り、日本のGDP成長率も下がり、当たり前であるが低成長と呼ばれる時代となった。ハッキリ言えば、日本はこれから低成長ではなくマイナス成長=縮小社会となる。これまで海外に物を売って稼いでいたが、それも間々ならなくなってきた。アメリカやヨーロッパ諸国は海外への投資によるリターンを得る金融社会となりつつあるが、日本はその道は選べなかったし、それは正しい選択であったと言える。

 物づくり立国と言うのはタヤスイガ、皆が皆、研究開発者になるわけではなく、まして日本人だからその適正が皆あるとは言えない。子供が減ることで、競争が減る。文部科学省の意向もあり、ゆとり教育とかで、学力もさして高いレベルを維持できているとは言えない。食料自給率が40%の日本は自給率を上げるのは非常に重要なことだが、一朝一夕にできることでもない。その間に、何を海外に売って、食料を購入する必要がある。何を海外に売るのか?

 技術しか無いが、さてさて、そんな気構えが今の若い人にあるのか?また、年寄りに子孫の将来を危惧して、何かをあきらめる人はいるのか?

 年金制度が破綻すると言われている。これは、まさしくその通りで、年金生活者が2012年から本格的に始まる。

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九州から帰って来ました

 本日 土曜の夕方九州から帰還。午前中まで仕事して、昼過ぎに移動開始。6時間掛かるのですよ、帰り着くまで。仕事も思うようにはいかない、なかなか難しい、やっぱりよっぽど考えて、取り組まないと、、、、、。と、独り言。

 出張中にアイススケートダンス女子競技が終わってしまった。浅田真央さんが銀メダル。キムヨナさんが貫録の金。いやいや、レベルの高い、素晴らしい競技でした。

 何の競技も言えることですが、一生懸命取り組む姿は美しい。それも世界最高レベルになると顔つきが凛々しい。ほんと努力せずに世界レベルにある人はいないわけで、どんな天才でも努力なしに世界レベルに達することはない。努力することが、実は才能なのかもしれない。

 自分を振り返ると、日々精進と言いながら本当に精進しているのだろうか?実に怠惰な生活だ。ダイエットも進まないし、、、、、。仕事もなかなか。知識こそ戦力と言いながら、時としてその努力をサボり、お酒を飲んでいるわけである。オリンピックに挑む人々を見ていると、自分の生活の反省と、努力する姿の美しさに励まされる。これってオリンピック効果でしょうか?

 バンクーバーオリンピックが行われている時は、大きな為替変動も、極端に悪い経済指標も発表されないだろうと思っているのだが、その通りに進んでいる。それでも今朝は沖縄の地震、それに続いてチリのマグネチュード8の大地震。大変だ。地震は怖い。被災された方々にはお見舞い申し上げます。

 さて、そんな分けで、チョットブログは手抜き。やはり出張が多いと、なかなか難しい、日々の事をコナスノハ。

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ピークアウト 人口減少1

65歳以上のその国の人口に占める割合が7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」と言う定義がある。日本は2007年から21%を超えて、超高齢社会となっている。
 次に少子化。出生率とは一人の女性が人生の中で出産する人数平均を指し、現在1.37(2008年)。当たり前のことだが、出産は女性にしかできない。だから2.0%を下回ることで、最終的には人口は減る。1.37と言う数字はかなり深刻な数字である。ただ、人口減少が目立たないのは医療の進歩で寿命が延びている。。
 さて、少子高齢化が言われて長い。少子高齢化の原因が何であったのか?それが政治の無策であったのは間違いないが、それだけでもない。女性の社会参加機会の増加、結婚年齢の上昇、ストレス社会、子供を育てる環境が悪い=保育園の不足、若者の収入が低い=世代搾取など、などなど色々な原因がある。

 ここでは、超高齢社会では何が起こるのか?そして、少子化が続くことで、何が起こるのか?を考え、次に超高齢社会になった原因、少子化の原因について考えてみる。最終的には対策まで考えたいのだが、これは余りに深く、提言をするだけでも困難であることが予想されるの、どうなるのやら。

 2008年から日本人口が減り始めている。20万人/年程度。20万人以上の外国人が日本に流入しており、日本に住む人は増えているので、目だった社会現象はまだない。
 ついこの間の話であるが、高度成長期というものがあった。これは、経済バブルとは違い、人口が増えることで実需要が増えて、生産量が増えて、そして輸出が伸びた。日本のGDP(この間まではGNPと言っていたが、最近ではGDPを使うのが主流)は1967年に世界第二位に躍り出た。経済成長率も二桁を続け、今風に言えば「イケイケドンドン」でった。
 これは人口増加が大きな原因であり、団塊の世代とそれに続く団塊の世代ジュニアまでが日本の高経済成率時代と言える。つまり、経済成長には人口の増加=需要の増加が大きなファクターである。

さて、団塊の世代とは?
 団塊の世代とは1947年~49年に生まれた人たちを指し、戦後第一次ベビーブーム世代。
団塊の世代ジュニアとは?
日本において、1971年から1974年までのベビーブームに生まれた世代。1970年生まれが含まれる場合もある。第二次ベビーブーム世代とも呼ばれる。

さらに、高齢化社会、高齢社会、超高齢社会とは?
高齢化社会という用語は、1956年(昭和31年)の国際連合の報告書において、当時の欧米先進国の水準を基に、7%以上を「高齢化した (aged)」人口と呼んでいたことに由来するのではないかとされているが、必ずしも定かではない。一般的には、高齢化率(65歳以上の人口が総人口に占める割合)によって以下のように分類される。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%AB%98%E9%BD%A2%E7%A4%BE%E4%BC%9A
高齢化社会 高齢化率7%~14%
高齢社会 同14%~21%
超高齢社会 同21%~
日本は1970年(昭和45年)に高齢化社会に、1994年(平成6年)に高齢社会になり、2007年(平成19年)には超高齢社会となった。

 超高齢社会に突入して、人口が減り、需要が減る。これは日本の定年を65歳以上と法で定めたことで、需要はまだ極端には減っていないが、団塊の世代が退職することで、都会の満員電車が軽減されると言われるように、色々な需要が減っていくのがこれからの日本の社会である。
 まして最近では「省エネ、エコ」と言う概念で「消費は美徳」から「節約は美徳」となり、社会全体では縮小減少が起こっている。これが見え難いのは、人口減少が極端に進んでいるいない⇒ソフトランディングであること。そして、団塊の世代が得ている所得が大きく、それが若い世代の雇用を奪い、世代搾取を「無意識」に生んでいるという事実。特に、この世代搾取に関しては別テーマで取り扱いたい。
 
 次からは、社会現象として、少子高齢化を見ていくこととする。

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トヨタには頑張ってもらいたい

 トヨタ社長が米議会公聴会出席。トヨタ危機と言っても過言ではない。明らかな米国バッシング。これに対して、日本のマスコミは反論しなくてはならないのに。単に事実を並列に並べているだけ。

 まさに小沢幹事長問題と同じ。米国に翻弄される日本。本来は反論すべき立場にいる日本のマスコミは委縮して小さくなっている。鳩山首相、小沢幹事長と来て、次は日本最大の企業=トヨタを全く同じセオリーで貶めている。次は、民主党に近い京セラとかホンダとか、有名企業の東芝や日立か?

 いずれにしても、日本メーカーはとにかく向き合うしかない。逃げると後ろから咬みつかれる。向かっても咬まれるが、腕をかますぐらいで、首は差し出さず、耐えるしかない。これは、例によってアメリカの仕掛ける戦争である。

 それにしても、マスコミに期待しても仕方がないのかもしれないが、実に情けない。もっと言えば、インターネットのブログなどの情報発信で対抗するしかないのかも?

 アメリカは猫を風呂に入れて、乾かすために電子レンジに入れてチンしたら、猫が死んで訴訟問題になるお国柄。「猫を入れてはダメと表記がなかった」のがいけないらしい。まさにクレーマー。世界のクレーマーであることは間違いないが、、、、、身に降りかかるとつらいな。

 右側雑誌の新潮やポストなどは、もっと愛国心を発露して、米国に対抗してもらいたいものだ。

 さて、どんな戦い方があるのか?うーん、難しい。

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日の丸半導体

 日の丸半導体もやっと新たな投資が動き出したようである。エルピーダ、マイクロン、ルネサス。東芝は先々週に新聞で四日市の拡大を表明していた。何とも大変である。

 ホント待ちに待った感じではあるが、果たしてうまく行くのかも不安。日本の金融はかなりの部分アメリカナイズされており、アメリカコケタラ皆コケルではないが、かなり不安定。そんな中で、融資に頼る部分が大きな日本の製造業は、お金の集め方があまり上手くない。それは、それで危機管理、内部保留の確保含めて大切なことだが、相手が韓国メーカーである場合はそんな事も言っていられない状況も確か。

 日本の巨大な預貯金の運用先に日本国債があり、一部アメリカ国債があるのは知る人ぞ知る話であるが、日の丸ベンチャーキャピタルだとか日の丸ファンドといった方向性はほとんどない。ハイリスクハイリターンの運用が得意ではない。欧米ファンドに貢ぐのが関の山。現在、金融評論家で名を売っている人々は、ほとんどが外資系出身。その欧米のやり方が上手いのか、あるいはルールを決める連中が強いのか。とにかく、日本はルールの中で何とかやろうとするが、欧米のやり方は、ルールを変えれば勝てるなら、ルールを変えましょうと言うもの。ノルディック競技もそうだったし、F1もまさにその通り。

 と、言うことで日の丸半導体の先を占いたいところだが、こればっかりはできない。現在の状況は大変忙しく生産している状況だが、この先新たなイノベーションで韓国、台湾勢に勝ることができるのか?これはホント難しい。楽観できないのがホントである。

 人は現実を見つめるのではなく、見たい将来=甘い予測を見る傾向にある。それを戒める自分がいるが、なかなか難しい。悲観論ばかり言っていても面白くないし、だからと言って楽観論ばかり述べるのは主義=美意識に反する。ある種、ジレンマである。

 とは言え、日の丸半導体の投資が動き出したことに純粋に喜びたい。忙しく生産するだけでは将来は無いのは誰しも思うところ。さて、頑張って盛り上げていきたいものである。

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移動距離の多い週でした

 月曜に鹿児島⇒宮崎、火曜に宮崎⇒鹿児島⇒福岡、水曜に福岡⇒東京、木曜日に千葉⇒東京、金曜日は日帰りで山形県米沢。結構な移動距離。

 金曜日の米沢から帰りの新幹線は混んでたな。不景気はどこ吹く風、ほぼ満員。

 米沢で高分子学会シンポジュウムがあり、有機EL関連の集まりに参加。Sonyが有機ELパネル販売の中止が話題になっていた。有機ELを照明用にとの話だが、LEDへの投資がサムソン1社で2000~3000億円する時期に、有機ELへの補助金が日本2.5億、ドイツのドレスデンで160億。なんか有機ELに暗雲が、、、、、。

 なかなかいい技術なのだが、かなり状況は厳しい日本の有機EL。装置メーカーがほとんど参加していないのが気になる。装置はかなり韓国に出している事実があるし、、、、、、。

 もう少し考えてみよう。

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トヨタは大変だな~

 トヨタのリコール騒ぎを起こしているのはアメリカ。それに尻尾を振って付いていくポチ状態の日本のマスコミ。それにしても、アメリカのなりふり構わないやり方はどこまでエスカレートするのやら。

 日本の郵便貯金180兆円で米国債を買わせたいのだろうが、、、、、、。小沢幹事長の吊るし上げの次は、トヨタだとかホンダに飛び火。アメリカのシナリオライターはどんな人物なのだろう?お金に精通した人々なんだろうな。

 ここまでやるか?といったドラマ仕立てのシナリオ。そしてマスコミ操作。これぞ現代の情報戦争?これも軍事力の一つのやり方なんだろうな。日本の政権や官僚はこういった機能は持っていないのかな?東大出身の頭のいいおぼっちゃまは、こんなシナリオ能力は持っていないのだろか?

 次はあらゆる日本バッシングかな?アメリカの巨大メーカーと言えば自動車のGM、フォード、クライスラー。化学会社の巨人と言えばデュポン。ガラス会社の雄と言えばコーニング。原子力発電等の重電ではGE。これらの競合企業がある種狙われるかもしれない。

 アメリカもチェンジ。属国の日本も従属的にチェンジ。これまで通りには行かないという表れであろう。それにしても日本のマスコミは小沢幹事長の時も朝青竜の報道もトヨタもすべて同じ調子。自分で取材しない、アメリカ政府発表を垂れ流し、日本政府発表を垂れ流す。すでに期待できない存在である。

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ピークアウト 石油3

 石油高騰と食料の関係について前回述べたが、次にビジネスについて考えてみたい。
 現在、日本の国は鉄鋼、造船、化学プラント、発電といった重化学工業から半導体、LCD、家電といった先端産業まで幅広く揃っている。また、サービス産業と言われる外食、小売、卸、流通、金融なども充実している。ある意味バランスの良い国と言える。唯一ほとんど無いのが「軍事産業」。ほとんどといった意味はアメリカの軍事産業に比較しての事である。
 こういったバランスの良い産業が、石油高騰でどうなっていくのか?これを考えてみたい。

 石油は化学製品原料でもあるので、それらの高騰を招く。さらには流通コストが高くなるのは誰しも容易に分かる話である。つまり、生活の全てにわたって高騰する。これは「インフレ」と呼べる。世界同時インフレとも言える。これまでペットボトル飲料より安価な石油が当たり前であったのが、今後は飲料商品より高くなると考えてもらえば想像しやすい。20世紀は石油の時代と言われたのは、石油=原油が安価であった為であり、これが高価であったら、違った社会になったであろうと言うのは容易に想像できる。

 インフレになると、どうなるか?これまで当たり前だと思っていたことが、とても高価になる。世界中から色々な物が流通して、手に入るのが当たり前の社会が、その流通自身がなくなる。北朝鮮の人々の困難に同情している場合ではなくなる。

 まず、車での個人通勤が困難になる。ガソリンの値段が500円/lを超えると、かなりの人が通勤に支障をきたす。これは、何も30年先の話をしているわけでなく、10年程度先の話である。こうなると、猛烈なインフレであり、とても現在の生活レベルは維持できなくなる
 小手先の省エネ技術ではお手上げである。大都会の生活維持すら危ぶまれる状況となろう。

 20世紀は低価格石油による恩恵の時代と言える。水より安いガソリンがあったからこそ、これだけの繁栄?が出来たのかもしれない。コンビにで水のペットボトルは500ccで100円程度する。ガソリンは120円/リットルが現在の相場。ガソリン1リットル当たり200円を超える時代はもうすぐ。原油が1バレル$100を超えるのは2年の猶予はない。そして10年後には1バレル$200を超えていく。

 代替エネルギーとしては1バレル $70~80が採算ラインと言われている。従って、現在がそのライン上にいると言える。これを大きく超えると、代替エネルギーが大きく伸びる。グリーンニューディール政策が大きく進展する時代は原油1バレル当たり$100を越える時期と言える。そすうすると、あらゆる代替エネルギーへの開発、投資が始まる。

 代替エネルギーには原子力、太陽、太陽熱、風力、潮力、バイオマス、地熱といったものと、これからの可能性のマグネシウムといった発電がある。さらにエネルギーコストが上がると省エネ技術が進展する。LED、有機EL、リチュウムイオン電池、ヒートポンプといったものから、公共乗り物である電車、トロリーバス、市電。いずれにしても、これまで当たり前だったことが変わる時代が始まっている。

 江戸時代、草鞋と下駄で過ごしていた人々が、靴を履きだした。そうすると下駄屋は商売にならなくなった。下駄屋は靴屋に代わって生き残って言った。これからの時代は、同じように、以前の商売=ビジネスにこだわるのではなく、変化して行く事を当然と考えていかなければ生き残れない。イノベーションこそ、生き残る術デ、ビジネスチャンスでもある。

 21世紀はこんな時代、変化の時代と言える。

 次回からは日本の人口ピークアウトに関して考えてみる。

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生産現場への派遣

 日本の半導体は現在大変忙しい。なぜか?従前のように派遣労働に頼ることができなくなっているから。

 これは、年末に厚生労働省への答申で「常用雇用の生産現場への派遣はOKだが、常用雇用以外はダメ」と言うもの。また、「常用雇用労働者が希望すれば、直接雇用に切り替える」と言う条項も入るようである。

 派遣労働者の仕事の安定を目指しての法律改正であるが(予定では4月以降)、大手の半導体メーカーは派遣労働者を入れるのを止めている。社員だけで、増産。従前と同様の生産を派遣社員抜きで行うわけだから、これは忙しくならないほうがおかしい。正社員は結構一杯一杯である。

 半導体のニュースを見れば分かる通り、D-RAMの値段もフラッシュメモリーの値段も上がっている。昨年9月までは取れ過ぎた農産物同様、市場にダブついて、値段が原価割れしていたが、ここにきて収益の改善が進んでいる。この原因は、PC需要が大きいようである。OSのWindwsXPの後のVistaは散々で、誰も購入しようとしなかった。新しいPCを買っても、ビジネスユースとしてはXPにダウンして購入していたぐらいである。ここにきて7(セブン)が結構売れている。それだけが原因ではないが、XPが古くなり、そろそろ買え時である人々が多い。これは全世界での話。

 で、半導体メーカーは増産の為に忙しいのであるが、韓国勢と台湾勢は新規生産設備投資を積極的に始めているが、日本はまだ。予想では2月には始まるのではないか?と期待していたが、、、。積極策に出れない理由の一つが、先にあげた派遣労働問題がありそうである。物つくり日本、どこへ行くのだろう?

 ご存じ液晶、シャープの亀山ブランドと言っていた液晶も、日本以外では「シャープ?アクオス?」といった状況である。サムソンがブランドとして浸透している。シャープも亀山の液晶工場を中国メーカーに売るらしいから。日本の派遣労働問題は色々な要素が絡み合っていて、「これがベストだ!」と言う回答が無い、袋小路であるのは確か。そんな中で、メーカーは日本での物つくりをあきらめないといけなくなっている。

 ゲーム機器の多くは中国EMSへ生産委託されているのはご存じの通り。下着にMade In Chainaが無いのと同様に、最近のエレクトロニクス商品も多くはすでに中国生産である。

 まして、最先端商品の半導体や液晶まで出て行ったら、何が残るのだろう?どうやって口に糊して生きていけばいいのか?厚生労働省は海堂尊さんが描くように、組織維持には大変優秀な活動を行えるが、日本の将来を考えた政策は打ち出せないのだろう。民主党に本当は期待したいが、アメリカの風圧で検察やマスコミが足を引っ張って、それどころではななさそうだし。

 そう言いながら、日本の物つくり=メーカーは世界から落ちていくのだろうか?ビジョンが見えない。

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北森鴻さんのファンでもあります

 北森鴻さんのファンでもあります。ミステリーが特別好きというわけではないのですが、骨董、イニシエの世界を扱うキャラクターが好きですし、なんとも時間の流れの違う職人気質の世界観も気に入っていました。

 その北森さんが亡くなられたというのは実に残念。私より歳は一つ上の丑年生まれ。余りに若い訃報は結構応えます。まだまだ色々な世界を見せてもらえると思っていただけに、残念でなりません。

 北森さんを知った切欠も、やはり家内の本棚。特別家内の、私のといった物が物理的に存在するわけではないのですが、本棚のこの部分は家内の、この部分は私のといった分け方。しかし、本は放置しておくとどんどん増えて、どんどん場所を喰っていきます。困ったものです。

 

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韓国出張

 久しぶりの海外出張。2008年はほぼ毎月行っていたが、2009年3月に韓国出張行って以来。パスポートは2009年4月に新しくしたので、パスポートの最初の海外が韓国となった。

P2020094  韓国ソウルの気温は日中でも0℃を超えず、かなり痛い寒さでした。東京の冬とよく似て天気はいいのですが、とにかく寒い。雪景色などの北海道とは異なり、見た感じは寒さが伝わらない。あ~寒かった。ユニクロのヒートテックの股引を買っていくべきだったか?

 韓国の食事はこの寒さと相まって、鍋がいい。鍋は例によってキムチや唐辛子で赤いのが基本。写真はサバが入ったキムチ鍋(キムチチゲ)。辛い。

 忘れていただが、辛さは結構美味しく、なかなか後を引く。しかし、一回目はいいのだが、数回重ねるとだんだんとダメージが増してきて、おなかがなんとなくセツナクナル。そして、グルグル言い出して、下痢へとつながる。

 今回は危うくそのパターンにハマりかけたが、一食かなり我慢してその罠から抜け出した。朝食も韓国風を選ぶと、鍋やラーメンなどは辛い。これもダメージを蓄積させる。キムチも旨いからと言って、日頃になく沢山食べるとダメージの蓄積になるのは言うまでもない。

 韓国の経済状態はかなりアグレッシブル。余り次なる二番底への懸念は全体的に持っていない感じである。日本の経済は、自動車産業に代表されるように、生産設備過剰の解消がなされておらず、次なる投資よりは、守りに徹している感じとは大きな違い。さて、さてどうなるのやら。

 韓国経済の話は、別の機会に。とにかく寒かった韓国ソウルの旅でした。

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朝から朝日新聞に、、、、、

 毎朝、新聞を眺めることから一日が始まるのですが、昨日まで3泊4日の韓国出張に行っていたので、何だかとっても久しぶりの朝刊。

 そんな中、朝日新聞の今朝の一面に、余りのバカバカしさに突っ込みを入れていました。

 政治エディター 薬師寺克行 ⇒ 何もんだ?こいつは?

 ~期待感はすでにやりきれなさにや憂いに変わった。⇒ほんと、新聞のジャーナリズムも検察のオカモチをやるようだと、駄目だな~

 このままでは反発や不信、無関心に転じかねない。⇒まさに、今のマスコミ、ジャーナリズムを言っているようだ。

 ~今、すべきは政権のリセットだ。⇒政権でなく、ジャーナリズムのリセットだ。まずは記者クラブを止めて、リセットしたらどうなんだ?

 自己反省の無い、ただただ検察発表を垂れ流すだけの存在の新聞。実に情けない。この情けなさを反省材料にしないというのも、今の新聞。

 もっと悪いのは、逮捕して、取り調べしている情報をリークする検察。逮捕ではまだ有罪=犯罪者ではない。それをいかにも有罪=犯罪者扱いで語る検察は人権感覚があるのか?それが法の番人がやることか?と突っ込みを入れている自分がいる。

 ほんと、今日の朝日の一面は突っ込みどころだらけ。記名コラムを堂々と載せ、それがあたかも民意のように書く神経。並ではない。まるで、読売と見まがうTopであった。

 日本のジャーナリズムの墜落は別の機会に。

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海堂尊さんのファンです

 実は、海堂尊さんのファンです。家内がファンで、それに釣られて読み出した経緯ですが、実に面白。ホント、自分の知らない世界=医療の世界の話です。

 医者も一人の人間、海堂尊さんの書かれる人間像は苦悩して生きていく医者の姿がリアルに描かれており、知らない世界を垣間見る好奇心と、ミステリー仕立てのワクワク感がたまらない。

 そんな海堂尊さんが、現実の世界で民事訴訟を起こされていると言うのも実に興味深い。ファンでない方も、ぜひ、興味を持ってもらいたいものです。

 詳しくは、こちらから=http://author.tkj.jp/kaidou/2009/08/slapp.php

 「まあケツノ穴の小さか事ですたい。」(何故か熊本弁)。権威者というのは頭がいいだけに、さらにプライドが異常に高いだけに、面倒ですね。ホント、年寄りは意固地になって、短気でいけねえ。

 最新出版の文庫本「イノセント・ゲリラの祝祭」を併せて読むと面白いこと請け合い。Aiを進める海堂尊さんが色々な抵抗に会いながら、白鳥室長を描いているというのも実に面白いのであるが。

 70735901_20091218151624 まあ、読まれていない方はぜひにとお勧めします。読まれた方は、先の海堂尊さんの訴訟に注目してもらえればと思います。

 

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ピークアウト 石油2

 石油が上がること、この他沢山の影響が出るのは確かであるが、生存に一番関わる食料Banner_23_7問題が最重要課題であると思われるから、ここで取り上げた。実際にはもっと沢山の影響が出て、言い尽くせない現象が起こると思われる。

 飢饉になればこれに輪をかけた減少が起き、日本の食料自給率から言えば、危機的な状況が起こる可能性が高い。国のセキュリティーを考えても食料自給率改善は、エネルギー問題と軌道を一緒に考える必要がある。

世界の食料が不足すると何が起こるか?自国の民が餓えているのに、輸出する為政者はいない。これは国家転覆の一番の原因になる。歴史が語っているように。[フランス マリーアントワネットの逸話(嘘かもしれないが)、「民が城の外で騒いでおるようだが、何を騒いでおのだ?」 「民はパンが食べレナと騒いでおります。」、「パンが食べれないのであれば、ケーキを食べればいいのに」と言ったとか言わなかったとか。それを聞いた民は、頭に来て、フランス革命が起こったそうな。]

 食料事情が悪くなると、輸出Stopが起こる。これはいくら友好的な関係を築いていても、飢えとなると話は別である。餓えている家族=国民をホッタラカシテ、他所に、友人に食料を分けるのは論外である。食料が無くなれば、人は一週間と生きていけない。食料の高騰、さらにそれが進めば禁輸。どんな友好関係国を多く持っていても、食料調達は困難になる。だから国家レベルのセキュリティーとして、食料自給率の向上は大切なことである。

 30年以内の石油高騰を前提にして考えれば、農業振興をなんらかの形で行う必要がある。せめて食料自給率 2020年 70%ぐらいの目標を掲げて農業政策=食料政策を行う必要がある。さて、それにはどうするのか?それは魅力アル産業に育成するしかない。

 第二次世界大戦が終るころまで、石炭は黒いダイヤモンドと呼ばれ、大変尊重された。そのおかげで、沢山の人が過酷な労働、危険と隣り合わせの労働であった炭鉱で働いた。それは多くの収入を期待できたからである。多少過酷でも、重労働であっても収入がレベル以上に得ることができれば、人は集まる。

 人を集めるには、農業法人化をすすめるしか方法はない。また、農業法人には税金の優遇とか、初期費用の補助金だとかを出して、挑戦者を増やし、魅力アル産業に育成する必要がある。生産だけでなく、流通も考え直す必要がある。これまでの日本の流通は、過剰品質であったり、中間搾取が多かったりで、出発の生産者が搾取される、儲からないしくみであった。流通業者、中間業者が儲かり、生産者は儲けから遠く離れた存在であった。これは農業政策の無策、官僚の根本的な考えが、[「儲ける」ことで、事業継続と言う哲学がない]ことが原因。市場万能とは言わないが、法人組織を許さず、儲けることを悪と見なす雰囲気が官僚にある。こういった官僚主導で育成された農業は、競争力を失うのは当然の結果であったのかもしれない。

 いずれにしても、第一次産業の振興、流通改革(JAの無駄?)を行う必要がある。それには、まずは考える、科学的な農業者の育成である。具体的にどんな政策があるのか?この点はあまり勉強していないので、またの機会に。

 いずれにしても、食料自給率アップがないと日本は将来餓える可能性が高い。

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ピークアウト 石油1

Banner_23_7 地球温暖化Ⅰ;

 果たして本当に地球は温暖化しているのだろうか?もし温暖化しているとして、その原因は本当にCO2などの温暖化ガスと呼ばれる物の為なのか?この疑問に対しては、根拠を持っていないし、そこまで勉強もしていない。温暖化、非温暖化のどちらの派の言い分も良く分からないと言うのが本当のところである。

 しかし、その議論は神は存在するのか否かといった様相を施している。キリスト教を信じる人もいれば、回教徒もいるし、さらには無心論者もいる。そんな情報が飛び交う中で判断できる状況にない。

 確かに昔に比べれば冬は余り寒くないし、夏は暑くなっているようであるが、、、、、それは地球の周期の一つであると言われればそんな気もするし、いやいやCO2ガス濃度が上がった為だと言われれば、そんな気もする。正直、分からない。

 ただ、よく分かっている話がある。石油=原油はピークアウトしていると言う事実。1970年頃までは多くの油田が容易に見つかっていたが、最近は海底油田だとかオイルサンドだとか従来の原油に比べればかなり高価にならざる得ない原油しか見つかっていない。そして、石油使用量は年々増えている。これは主に発展途上国と言われる国での需要が増えている。ピークアウトした石油はこれから上下しながらも値段は上がる運命にある。需要が供給を勝った時に起こることは、高騰である。

 石油が高くなるとどうなるかを考えてみたい。「風が吹けば桶屋が儲かる」といった落語があるが、まさにそんな感じの話になる。[風が吹くと、砂や埃が舞い上がり、目を病む人が増える。そうすると目を病んだの中には盲目になる人が多くなる。盲人の職業は按摩と流しが多い。流しが多くなると三味線が売れる。三味線が売れると猫が減る(三味線の張りは猫の皮と言うのが相場)。そして猫が減ると、ねずみが増える。ねずみが増えると桶(おけ)をカジル被害が増える。そうすると、製造販売元の桶屋が儲かる。]石油が高くなると、石油製品が高くなる。石油製品にはエネルギーに使われるものと、化学製品に使われる。大きく分けて、二種類あるが、どちらも高騰する。そして、どちらも高騰すると、食料が高騰する。食料が高騰すると言うことは、生産コストが嵩むと言うこと。生産コストが高くなると、買えない人たちは餓える。まして、農薬や化学肥料で生産高をあげてきた人類は、高価な農薬や化学肥料を使えない農地が増える。さらに食料生産高が減る。

 つまり、石油が高くなると食糧危機が訪れる。これは真実で、アメリカ ブッシュ政権末期にバイオエネルギーが注目され、トウモロコシが高騰した。さらにトウモロコシが儲かると分かると、大豆や小麦粉を作っていた農地もトウモロコシに振り分けられた。と、どうなった?小麦粉もトウモロコシも、大豆までが値段が上がった。そうすると、食料援助金額は変わらないが、量が減り、アフリカの一部はかなりの餓死者を出したの事実である。これは、一時的な現象であったが(その後、原油価格は$30台まで下がったので、トウモロコシバイオエネルギーはチョット下火になった)、これが恒常的に起きると考えれば、世界中で食料危機が訪れるのは容易に想像可能であろう。

 続きは次回

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ピークアウト 緒言

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 日本の人口は2005年~2009年の間で最高値を示し、その後減少していく。減少度合いは結構ゆるやかで、年間2万人前後の減少から始まる。
 石油(原油)の生産量は発展途上国の使用量が増えている関係で、増加傾向にある。しかし、採掘して容易に使える石油埋蔵は減っており、新たな油田の発見は減りつづけており、使用量の増加が油田発見量を上回っている。原油の埋蔵量から言えば、300年程度は持つ計算になるが、採掘費用が高価になるとか、精製に費用がかかる(オイルサンド)などの理由で、石油がすぐに無くならないが、生産が頭打ちになり需要は増えることから、石油の需要と供給の関係はピークアウトした。それが2009年ではないかと言われる。
  GDP(国内総生産2009年)は世界第2位から世界第3位になった。これもピークアウトしたと言える。
 
 原油と人口がそれぞれピークアウトした言う意味では2010年はある種の起点になる年のようである。それぞれの意味を考えてみたい。
 
 人口減少は言うまでもなく労働力、消費者の減少を意味しており、経済成長と言う観点からマイナス要因である。さらに国力=世界における影響力と言う観点からも国力の減少につながり、マイナス要因であると言える。

 原油のピークアウトは石油製品の価格上昇を意味する。国の間の為替問題で、簡単に割り切れないが、長いスパン(5年以上)で見れば、需要が供給を上回ると価格は上昇する。原油価格が上昇すれば、それを原料とする製品(ガソリンとかポリエチレンとか薬とか)は上昇する。

 だからどうなのか?一つは人口が減少に転じることは、それ自体は大きな問題とは見られないが、高齢化と言う観点からは、子供=子孫の負担が増えていくこととなる。

 石油の値段が上がると、確実に食料事情が悪くなる。世界の耕作地はこの30年間増えていない。しかし、生産量は2.5倍に増えて、世界人口増加を養っている。それでも、余っている所と、不足しているところが発生して、数億人が餓えている。

 GDPが世界2位から3位になったこと自信はあまり意味がないが、そうなった原因に大きな意味がある。中国の経済力の台頭、逆にアメリカ経済力の低下、それに釣られる様に日本の経済力の低下。世界は相対的なものであり、色々な比較で語られる。日本の経済力の低下は何を意味するのか?

 まず、この3点『原油価格上昇、人口減(少子高齢化)、経済力(GDP)』が意味することをシリーズで考えて行きたい。

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