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エネルギーⅢ

 省エネ技術もエネルギー関連と言える。省エネ技術の中には地味なもの、派手な現代的なものなど色々。

 地味な技術でいえば、車輛=電車。最近、鉄チャンが流行りで鉄道関連の本が多くなってきた。ある意味望ましいことかも。鉄道の何が省エネかと言えば、、、、

 まずは、都市部の交通渋滞解消、自動車による大気汚染の軽減、移動にかかるエネルギーセーブがあげられる。東京みたいな人口の多い都市は世界に結構あるし、これからも増える。

 都市部の問題はインフラ整備不足から、慢性的な交通渋滞、さらには上海や北京を例に挙げるまでもなく、排ガスによる大気汚染は深刻な状況である。それを解消する手段として、地下鉄やトロリーバス、さらには長距離鉄道など。

 これらの鉄道=車輛では見えないところで結構イノベーションが起こっている。

 まずは電源系。交流の高圧電流を受電して、それを一旦直流に変換、そしてさらにその電流を交流三相電流に変換。周波数を変えることで、効率的な回転数を得る。さらに、モーターの大きさも小さくなる。これらの電源技術を支えているのが、日本の半導体技術。D-RAMだとかフラッシュメモリーだとかに目が行きがちであるが、地味なイノベーションが起こっている。

 この電源系半導体はSi単結晶基板がほとんどだが、これからはGaN系やSiC系などSiより変換効率がいいデバイスが開発されつつある。これらの単結晶技術は一般紙の記事には載らないが、世界的にも日本が最先端を走っている技術の一つである。電源系技術は何も車輛に限った話ではないが。横道である。

 車輛が省エネで走るには、ほかに軽量化がある。これも結構地味な努力で進められている。アルミニュウムの多用、車輛剛性の向上、さらには万が一事故が起きた時の安全性など。軽量化はそれこそ、モーターから、車体から、碍子からあらゆる物の軽量化が進んでいる。今後注目されるのは、マグネシウムかもしれない。

 鉄道インフラの整備は世界中で盛んになりつつある。特に発展途上国と言われる国は膨大な計画を持っている。これらの鉄道計画に乗っかれるように、日本のメーカーには頑張ってもらいたい。

 しかし、現実には世界には巨大な鉄道関連メーカーが存在して、日本はその点では遅れている。フランスなど大統領が営業マンになって売り込んでいる。日本は技術力は高いが、売り方などが世界的に遅れているし、JR依存体質から抜け出せない問題も抱えている。

 また、メーカーに取ってはジェネレーションギャップが生じる人員構成になっており、若い人の大量投入でも行わないと、世界と戦えない事実もある。現実はなかなか難しい。

 ボンバルディア、シーメンス、アムステル、GEといった巨大企業にどう立ち向かうのか?それにはまずは相手を知ることだろうが、、、、、そんなビジネス戦略を考えるには、日本の個別企業ビジネスサイズは小さすぎる。やはりM&Aで、まずは規模拡大が必要か?三菱、日立、東芝、東洋電機、富士電気、川崎重工などが1グループぐらいに統合しないと世界で戦うにはかなり厳しそうである。

 技術論から離れたが、技術論だけでは世界と戦えないのも事実。

 さて、時間切れ。続きは、またの機会に。

 

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