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最近の不況雑感

 アメリカの大手銀行のCEOがまたぞろぞろと巨大なボーナスを貰おうとして、オバマ大統領が批判していた。公的注入資金を返して、「返却したから、何をやっても自由じゃないか?」と吠えているようであるが、、、、、、。オバマ大統領でなくとも「太った猫=お金持ち」を助けるのはもうこりごり。

 しかし、太った猫のロビー活動はすさまじいようで、さすが金持ち。格差拡大に賛成で、昔平安京時代に平等院鳳凰堂を建てた人の言葉で「藤原にあらずば人にあらず」があるが、これをモジレバ、「金融業の金持ちにあらずば、人にあらず」と言うのが強欲資本主義の権化連中の気持なのだろう。

 半導体製造装置関連が復活して来た。韓国半導体メーカーが投資を再開している。台湾のTSMCやUMCといった所も復活しつつあるようで、こちらもボチボチらしい。しかし、日本のエルピーダを始めとして、東芝、ルネサス、NEC、富士通には投資の影が無い。生産はかなり復活して忙しいようであるが、、、、、。投資なくして将来は無いのだが、日本勢は、まだ慎重な姿勢を崩していない。

 工作機械分野が相変わらず厳しい。最悪期の昨年の2割程度であったのが、少し復活して3割になったと言うのが大手工作機械メーカーの感想だそうだ。工作機械は自動車産業依存が大きいので、なかなか復活しない。これで1年凍ったままだ。大手の工作機械メーカーの週3日勤務(雇用助成金)だったのが、週4日勤務には復活したとか。しかし、その下請けや周辺業界は厳しいまま。

 自動車業界で言えば、日産が中国の田舎で結構販売台数を伸ばしており、元気である。株価も上がってきており、各社の中国での販売力に差が出た感じである。スズキはフォルクスワーゲンとの資本提携を発表しているが、インドでは圧倒的シェアである。フォルクスワーゲンと言えばドイツの安価な自動車メーカーであるが、中国では「民間企業での一番売上のある大きな会社」がフォルクスワーゲンである。スズキの戦略意志にその辺りが関係しているのだろう。とは言え、日本の自動車メーカーが大きな投資、新工場など作る話は国内ではなく、余剰生産力をどうするかが課題で、四苦八苦している状況であるのは変わりない。

 電子デバイス業界(チップコンデンサーに代表される業界)の雲行きが怪しくなってきた。クリスマス商戦の盛り上がりは皆無であったようだが、5月の連休明けから堅調に回復して来たが、ここに来て怪しい雰囲気とのこと。D-RAMの値段が上がっているからと言って、本当にWindws7が売れているのか否かチョット怪しい。電子デバイス業界が在庫だぶつき始めたとすれば、やはり恐い二番底が見え出すのだろうか?

 ここ一月の業界別雑感である。

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