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世代搾取

 世代搾取と言う言葉があるのか、どうかは定かではないが、一応翻訳でGeneration exploitation と入力すると「世代搾取」となるので、多分存在するのだろう。

 今の日本、強いて言えば現在の先進国全般に言えるのだが、団塊の世代やベビーブーマー世代は経済も政治もいまだに牛耳っている。いい年のオジサンオバサンなのだが、彼等が第二次世界大戦後大量に生まれて、一大勢力を形成しているのは確かなコトである。

 日本では団塊の世代と言い表される世代であるが、この場でも団塊の世代のマナーの悪さなどを取り上げたが、やはり昨今の状況を見れば彼等=団塊の世代のそれ以下の世代への搾取が目に付く。

 年金問題しかり、子供の保育園しかり、そして若い世代の経済的困窮の原因は豊かな団塊の世代にかなりの問題がある。団塊の世代がどう思うか別にしても、これまでの日本国債発行残高、つまり借金で色々な事業を造り、その甘い生活を享受したのは彼等である。これから生まれてくる者たちや、若者にその付を回している現実がある。そして団塊の世代が一番お金を握っている。それも次ぎの世代から借りた=搾取したお金で。

 自民党が戦後60年続いたのは団塊の世代が支えたからであり、その支えた見返りに次ぎの世代からの搾取を許す制度を築いた。これを変革するのは大変である。民主主義でアル以上数の原理が物を言う。現在の選挙投票実態を考えれば、政治家になりたい人はターゲットを団塊の世代に絞らなければ政治家になれない=当選しない。現在の20歳~30歳の投票率は実に低い。調べると20歳台は46.2%、30歳台は59.76%。これに比較して、60歳台は83.08%となる。数の上でも圧倒的に強いだけでなく、投票率もこれだけ開くと、さて誰向けの政治をしますか?と言えば答えは簡単。

 団塊の世代のもっと凄いのは、政治だけではない。日本の給与体系=年功序列型給与体系を取っている。最近でこそ成果主義などといった人事評価制度を取り入れているが、年寄で頭が固く、ろくすっぽ勉強もしていない連中が若造の給与を低く抑えて、自分はもらうのがあたり前だとホザク団塊の世代が実に多い。これは公務員を見れば端的に分かる。公務員の給与制度は、まさに年功序列であり、若い公務員は少なく、団塊の世代の高級取り公務員は多い。まして、定年延長までしてしまっている。

 こういった事を考えれば考えるほど、世代搾取と言う言葉がリアリティーを帯びてくる。以前は資本家(あるいは単に資本)対労働者といった構図で搾取は語られていたが、現在は世代搾取と言う言葉が正しい。搾取はあきらかな搾取、そして「仕方が無いじゃないか、」といったナーナー的な搾取。若者はもっと怒らないといけなが、もう既に遅い。民主主義である以上は勝ち目は無い。

 これほど搾取が進んで、派遣社員などの非正規雇用の困窮を考えれば考えるほど、出口の無い停滞社会に生きている鬱憤が溜まる。まあ、現実を直視しないほうが精神的には楽なのかもしれないが。知らぬが仏か?

 そんなワケで、このテーマは何度か取り上げて行きたい。団塊の世代のマナーの悪さも、さることながら、世代搾取という点を取り扱って行って、さて、その行き詰まりの先には何があるのやら。

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コメント

はじめまして。私の父はいわゆる団塊の世代ですが、手前味噌であることは否定しませんが、立派な役員として勤めあげました。
一見理論的なコーホートのように書いていらっしゃいますが、とても誤謬に満ちているのではないでしょうか。
若者にもマナーが悪い人はいますし、マナーの観点から団塊の世代を批判することは無理があると思います。

投稿: | 2009年12月14日 (月) 20時25分

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