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グランドデザイン

 新書本を2冊。

 一冊目は「米国経済崩壊後の日本再生シナリオ」宇野大介著。二冊目は「強欲資本主義ウォール街の自爆」神谷秀樹著。

 同じテーマの本は続けて読むべき。そうすると頭に入り安いのと、繰り返しの事なので記憶にも残りやすい。

 さて、神谷氏の本の中に「アメリカでは一般従業員とCEOとの報酬格差は広がる一方で、強烈な格差社会になっている。1980年米国企業CEOの平均的年収は、労働者の42倍だったが、2005年には実に262倍に広がった。」と言う部分がある。これについては図書館で借りた本でインド人の経済学者が、格差が広がると経済は必ずひっくり返るという歴史からひもといた著書があったが、まさにその通り。

 その本では多分40倍を超えるとひっくり返るから、米国は今後数年で、ひっくり返ると言う予言をしていたが、現代社会は簡単ではない。60年前であれば、食えない人々と王侯貴族的な人々の差であったが、現在の先進国は取り合えず食える。しかし、262倍まで広がると、これはオカシイと気付くべき。しかし、渦中の人々は見えないのだろう。

 農業生産にしろ個別の生産会社にしろ、あるコストで物を作らないと市場性が無くなる。市場性を維持するには、アル程度の人件費に抑える必要がある。経営者=CEOと労働者の人件費もコストであることには変わり無い。巨大組織であれば格差許容範囲は広がるが、、、、、、。まさに昔の地主と小作人、水飲み百姓の話である。これも行き過ぎると革命や打ち壊し、さらには政権交代が起こってきたのが歴史である。

 それにしても、アメリカと言う国の良識はウォール街が破壊して来たのが良く分かる。ある人は「ユダヤ商法」だとか「拝金主義」と言う言葉で、一部の人達の欲望の暴走だと言うが、果たしてそうだろうか?誰しも心に「野獣」を飼っているのではないか?この野獣をどうコントロールするかが文化なのではないだろうか?この野獣の話をしているのは現伊藤忠商事会長「丹羽宇一朗」氏である。

 さて、表題のグランドデザイン(全体構想)と言う言葉であるが、頭のいい人達が現在の状況を予想できなかったのだろうか?あるいは、この状況ですらグランドデザインの中の話だろうか?頭のいい人達が、この暴走したウォール街を制御できなかったのか?しなかったのか?

 予想したが(グランドデザインの中であるが)、制御できなかったのか?この辺りが知りたい。よく考えれば分かる事、しかし結果が出ないと修正は効かないのかもしれない。これが歴史と言うものかも?

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