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太陽電池Ⅱ

 太陽電池 現在の主流はSi=シリコンを使うもの。Si系太陽電池には、単結晶、多結晶、薄膜と3種類。

 世界最大のメーカーは「Q-Cells」で、ドイツにあります。今年のQ-Cellsは赤字なようで、リーマンショック後の景気の冷え込みをもろにかぶり、太陽電池設置も少なくなり苦しんでいるようです。

 Q-Cellsやシャープ、三洋、京セラが作っているのが多結晶Siを使った太陽電池。発電効率が比較的高く、家の屋根などの狭い面積でも家庭での使用電力をある程度賄えるのが魅力。

 単結晶太陽電池もあるのだが、これは多結晶よりも発電効率が高いようだが、値段も高く、日本では主流ではない。しかし、単結晶Si太陽電池需要も伸びている。

 現在、シャープが堺工場で生産を始めている薄膜Si太陽電池だが、これが注目されたのが「ターンキー」と言われる生産設備で、アメリカのアプライドマテリあるが8世代ガラス基板に薄膜Siを載せて太陽電池を作る装置を販売した。「鍵を回せばだれでも薄膜太陽電池を生産できますよ」と言うのが売りの装置で、台湾、中国、韓国勢の液晶だとか半導体で儲けた国々の人々が、研究開発をせずに装置だけ購入すれば生産ができて、液晶や半導体と同じ様な商売が可能であると錯覚した。

 現在、この薄膜Si生産装置は先にあげたアプライドマテリアルと日本勢ではアルバックが同様な「ターンキー」方式の生産設備販売を手掛けている。東京エレクトロンもシャープと組んでその装置を手掛けているが、装置販売は首根っこをシャープに押さえられているようで、表には出てこない。

 CO2削減策の一つが太陽電池であるが、現在のトコロ投資は低調。先行き不透明で、なかなか投資意欲が湧いて来ない。特に日本では制度的な問題もある。太陽電池の買取制度、購入の補助金などは一般家庭=一戸建てが対象で、企業は対象外。

 例えば、土地を有効活用したい企業があって、太陽電池を設置しようとしても補助金は望めない、さらに売買も不可能。余剰電力の買取制度は21円/kW・hがその倍の42円ぐらいになるのだが(なったのかな?)、これは現在はあくまで一般家庭の太陽電池で生産され、かつ余剰である必要がある。発電を主眼にしたものはできない。つまり、太陽電池発電所は研究開発程度(パイロットプラント)しかなく、とても一般企業が参入できる環境ではない。

 制度的な問題を解決しないと、CO2削減など絵に描いた餅。早いところ太陽電池投資促進策を国が決めないと、なかなか先には進まない。と、言う事は太陽電池生産会社も伸びが低いまま<キャッチアップされて追い付き追い越される=鉄鋼、造船、半導体、液晶と連綿とキャッチアップされてきたことが、またしても繰り返される。まずは、日本国内での太陽電池ブーム、メガソーラー発電ブームを起こす必要がある。そのブームを基に次ぎのビジネスモデルを築くことが可能となろう。そうでもしないと、日本国内には製造業は残らなくなる。雇用も増えず、物作りと言っても、数年で海外勢に負けるようだと、、、、、。

 さて、薄膜Si太陽電池に関しては、まだ満足できる発電効率ではなく、あと少し向上すればかなり有効な太陽電池となる。(現在は発電効率10%程度、13%になると、、、、、買いだね。)

 話はつづく(はず)。

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