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株の値段はなかなか難しい

 先週、あるメーカーの若い課長さんと話をしていて、「どうして当社の株がこんなに安いのか、理解できない」。なかなかの自信であるが、確かに安価。今から上がろうとはしているが、評価としては安い。

 インフルエンザ関連株であり、さらに温室効果ガス抑制の高度な技術、高度な商品を生産している。特徴は、ほとんど競合がいないということ。すばらしい、のだが、しかし地味であるのは確か。

 日本の技術力と言うのは地味で、派手なハイブリッド技術であり、車輌技術であり、何であり地味な技術の集積でしかない。だから、派手な部分だけの半導体素材、液晶素材、プラズマ素材、有機EL素材、太陽電池素材、リチュームイオン電池素材、ほとんどが日本の素材技術の集積である。

 派手なサムソン副社長などは新たな伝説を創ると言う事をのたまっているが、日本の地味な素材技術無しに、最終製品はできない。この地味なベーシックな素材技術を何とか守って、外に流出させずに日本の中で生産できないか?と考えるが、あまりいいアイデアは無い。

 公のお金でそういった地味な技術を守るのは資本主義経済に馴染みそうに無いし、輸出制限すれば、それはそれで歪になる。一番イイのは日本の中でのマーケットを大きくすることだが、日本の場合、家電を始めとして、日本の中での競合が激しい。自動車産業も、ホンダが参入しようとした時に、時の経済産業省が規制をかけようとした。結果的には自由競争こそ、成長の原動力であった。しかし、これからはそのルールでイイのか?

 確かに自由競争で構わないのだが、相手が国家単位で取り組んでいて、日本は民間力しか使えないのでは、どうにも不公平であるように思う。何とか日本の雇用が残る制度を考えなければ。

 素材産業は海外に売って出て、拡大を考えることをせずとも、日本の投資が世界一で、拡大スピードは他の追従を許さないものであれば、基本素材メーカーも外に打って出る暇が無いはず。まあ、この投資環境整備が重要なことだと思われる。再生可能エネルギーへの投資は向こう三年ぐらいは無税にして、さらに、その投資の原価償却年数の短縮可能制度があれば、、、、、、。

 そうすれば、温室効果ガス削減も極端に進むのではないかと思うのだが、、、、。

 話は変わるが、民主党が国政選挙候補者を探しているそうで、それこそ、この手の論者を起用しないと、CO2削減は進まないと思うのだが、、、、、。サムソンに新たな伝説を作らせる事を日本が許せば、後の20年は、また苦しむこととなりそうである。

 地味な技術を持っている会社がある社会=日本社会は強い。補助金漬けになる公共工事みたいな制度はいらない。投資を促進する制度こそ望まれる。

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