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技術的なグランドデザイン

 まだ全部読みきってはいないが、「ニッポンの素材力」 副題『「環境・新エネルギー」革命で一人勝ち!』泉谷渉著。いろいろな技術を紹介している。特に先端の素材の話。しかし、、、、、。

 まあ、著者としては、日本を盛り上げるタメにも楽観論を展開している。そこにはキャッチアップと言う影が見えない。韓国、台湾、中国、その他の進行国からのキャッチアップ。

 日本の政治、あるいはメーカー幹部も含めて足らないのは「グランドデザイン(全体構想)」ではないか?個別の技術はいいのだが、それを制度的に持続性のある競争力にしようという意志が少ない。例えば、この著書にもあるガリュームナイトライド系の基板や青色LED、紫外線LD、LEDなど日本がトップを走っている技術であるが、それすら今後はサムソンがキャッチアップする勢いである。余りに技術流出に日本と言う国は甘いのではないか?

 それは日本のエンジニアが、権利意識が薄弱であるためかもしれない。青色LEDで有名な中村修二氏のような強烈な個性と権利意識が日本のエンジニアに希薄であるために、軽んじられるのではないか?日本のエンジニアの民度か?

 経済産業省も軍事技術に繋がる輸出抑制を行うのでなく、先端技術の流出を危惧すべきだろう。アル程度その傾向は出てきたようだが、、、、、役人のやることだから、、、、、政治家で先端技術に強い人は少ないし、霞ヶ関の官僚にはそんな人はいないだろうから(ホントはいて欲しい)。

 日本は物作立国とか言いながら、理系教育は崩壊しつつあり、中小企業は存続が厳しい状況となりつつある。本当に技術立国を目指す国なのだろうか?民間企業に任せても、教育問題は解決しない。さらにグランドデザインが無いところでは、再生可能エネルギー政策も立案が困難だろう。やはり、一本背筋の通ったグランドデザイン創りから始めないと。付け焼刃、その場しのぎでは難しいだろう。

 グランドデザイン創るにはどうすればイイのか?こう言うとすぐに「いちエンジニアではどうにもならない」と言うが、それが日本のエンジニアの弱いところ。エンジニア地位向上、技術立国、物作り立国を目指す国にもの申すようにしなければ。まずは意識改革の企画からか?グランドデザインは遠い。

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