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理系と言う事 Ⅰ

 理系と文系の分け方が日本では多い。今回日本の首相になった鳩山さんは理系も理系。経歴は、

 学習院初等科学習院中等科東京都立小石川高等学校を経て、東京大学工学部を卒業しスタンフォード大学博士課程を修了する。同大Ph.D.。専攻は経営工学東京工業大学助手を経て、専修大学経営学部助教授。(Wepediaより。)

 日本の理系人間はあまり経営者やリーダーや政治家をやらない。自分の興味の世界に浸り、外を関知し無い傾向の方が多いようだ。ある次期そんな傾向であってもイイのだが、年齢が行けばモット外に目を向けて外交的になるべきだと思うのだが。

 日本の生き残る術、尊敬される国であるためには技術立国、しかも職人的な領域を目指すのではなく創造=クリエイティブな分野を目指さなければならない。それだけでなく、その創造した技術を真似されること無くビジネスに仕上る感性が必要とされる。

 これまで何度か韓国のビジネスモデルを紹介して来たが、実際問題は技術系人間が軽んじられ、その頭脳の流出を許してきたと。これは経営者だけが悪いのではなく、経営的なバランスを持って、自らリーダーたる理系エンジニアが少なかったことも原因である。確かに馬車馬のように働かされ、そんな経営的な事を考え自己主張する余裕は無いと言う声も聞こえてくる。自分の身を振り返っても、そんな上手く世渡りしてきたとは言えないし、現時点でもそうかもしれない。(なかなか自分の事を棚上げにして、評論家的な発言ができない。良心的であるが、これも日本的理系の自己主張の弱さを露呈しているのかもしれない。)

 もっと理系の人間は主張して、組織の中で出世であろうがリーダーであろうが目指すべき。「俺はそんなのなるつもりは無い」と言う理系人間もそれが本音であろう。しかし、バカが上に立ち、バカに指示される、バカに頭を下げる事を考えれば、敢えて上に立つ手間、めんどくささを引き受けるべき。海堂尊氏の小説にも学部長選に絡んだ話の中でそんな会話が出てくる。

 これまでの理系人間が自己の殻に閉じこもり、安穏としていた時代は終わった。韓国も台湾もましてや中国も若手が一生懸命世界を目指して勉強している。理系の分野だけでなく、経営だとかビジネスモデルだとか、さらには政治だとか。ホント日本の理系にはMOT(Management of Technology = 技術経営)を学び、視点を変える事も必要だと思う。

 日本の経営者は文系が多いと言う傾向にあるそうだが、文系のTopが理系を軽んじて技術創造を疎かにする傾向の現在の会社環境を変えるのは理系自身でしかない。もっと自己主張して、世界を目指すべき。

 この文章は自分に向けて書いているとも言える。日本の方向性は「技術創造」でしか無いわけだから、鳩山首相誕生を期にもう一度考えて見たい。

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