« 給食が唯一の | トップページ | ゴーヤが熟すと »

代替エネルギー

 ここのところ、再生可能、循環型エネルギーを取り上げてきたが他のエネルギー源も少しは述べよう。

 本来は燃料電池系の話が専門とまではいかないが、そちら系である。燃料電池だとか原子力発電だとか原子力燃料再処理だとかを述べるべきなのかも。

 燃料電池にはSOFCと呼ばれる固体電解質型と高分子タイプ=PEFCがある。固体電解質タイプの前には炭酸塩、リン酸などがあるが、時代と共に進んできた結果、効率の点で残っているのがSOFC&PEFC。発電効率がいいのがSOFCだが、高温での作動環境から大型が優位。PEFCは作動温度が80℃MAXで、お手頃、扱いやすい温度領域である。

 SOFCは以前に比べるとかなり作動温度が下がってきたが、それでも600℃は切れていない。SOFCの問題点は色々あろうが、被毒と熱膨張率の差につきる。燃料が水素であるので、非常に漏れやすい。さらに作動温度が高いので、色々な物が活性度が高く、色々な物がガスを汚染し被毒してしまい、固体電解質の寿命を縮める。

 と、専門的な領域に入ると結構面白く無い。傍観者であるには余りに踏み込んでいるし、かと言って本当の専門家でも無い。

 燃料電池も究極の発電と言われているが、まだまだ解決しないといけない技術的要素が多い。さらにその技術的要素は実に地味な素材系技術である。アメリカではハイブリッド自動車など所詮燃料電池車の前座でしかない、結局は究極の燃料電池車を開発した者が勝者となる、と言われていたが、何でもそうであるが、実に地味な技術の積み重ねなくして燃料電池車も存在しない。

 燃料電池車に行く前に、やはりバッテリー技術を磨き、さらには車の軽量化、次には電気回路の熱をいかに逃がすかと言う放熱技術、etc こういった技術の積み重ねが必要である。素材的にはカーボン繊維を使ったCFRP、かなり面白い特性を示すカーボンナノチューブなど。これからの大きなイノベーションは素材系であると思われる。

 半導体基本材料も現在はシリコンであるが、究極はダイヤモンドと言われているが、値段の問題がどこまで解決できるのか不安視されていたが、NTT研究所が800℃で高純度ダイヤモンド薄膜の合成を成功させている。一時期のプラズマディスプレイを思い出させる。NHK技術研究所がフルカラーのPDPを作ったのが約20年前。それから現在の高寿命ディスプレイができているわけだから、20年後にはダイヤモンド薄膜が結構幅を効かせているのかもしれない。

 で、次世代のエネルギー(現在の化石エネルギー代替)は何か?やはり私は太陽電池、太陽光加熱型発電、風力発電、燃料電池、マイクロ水力発電、潮力発電、バイオマスといった一つ一つは小さいが、まとめると結構な大きさになる循環型エネルギーの時代になると考えている。原子力に頼るには、人類の技術力はまだまだ稚拙である。冷却用のナトリューム(Na)一つまともに扱えるバックボーンのデーターが無い。再処理の本格的導入にはまだまだ時間がかかりそうである。従って、個別循環型、再利用可能型エネルギーの発達が人類のエネルギー問題には欠かせないと考えるだが、、、、。

 なかなか地味な研究は厳しい現在、ぜひ制度的な側面で地味な技術育成を市井の民として、支えて行きたいものである。

|

« 給食が唯一の | トップページ | ゴーヤが熟すと »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519197/45863876

この記事へのトラックバック一覧です: 代替エネルギー:

« 給食が唯一の | トップページ | ゴーヤが熟すと »