« 選挙ですね | トップページ | 失業率5.7% »

二番底考察

 二番底が来るのではないかと大手製造業は考えている。この二番底と言うものを考えてみたい。

 そもそも二番底の原因は何が考えられるのか?まず第1に金融不安、第2に各国政府の財政出動の息切れ。

 第1の金融不安はUSA発ではなく元機軸通貨国であり、ユーロ経済圏でありながら通貨のユーロに参加しなかった英国=UKの国家財政脆弱さ。30年UK国債の買い手が付かなかったとかがあり、かなり財政的に厳しい状況である。

 そもそも国債と言うのは国の借金であり、この国債を誰が買うかというのが問題になる。
 日本の場合は国外投資家が購入するわけでなく、日本国内の預貯金が国債購入して運用する。隣の韓国などはファンド系(ハゲタカファンド)が韓国国債の最大購入者である。韓国の場合、それらの投資家が何らかの理由で(特に為替など)国債を買わなければ、金利は高騰し、しまいには買い手が付かなくなり、必要な資金調達ができなくなる。UKも同じように海外投資家に依存しており、通貨がポンドでユーロでないこともありかなり脆弱である。USAだけは状況が違い、お札を勝手に印刷してばら撒いてしのぐことが可能である。ただし、USAだけでなく世界中がハイパーインフレに見舞われることとなるが、、、、、。

 さて、そんなUKの主要金融機関が破綻しかかった場合に、あまり体力のないUK政府はそれを助けることが難しい。主要金融機関はUK国内の個人消費低迷とクレジットデフォルト(借金を支払えなくなること=約束違反)でかなり損失を出しているようである。これはUK版サブプライムローンであり、もし主要金融機関が破綻すれば、それを保証している損害賠償会社、一番のAIGなどが損失をこうむる。そうすると連鎖的に世界中が金融危機に突入となる。

 これがUK発の金融危機の再来ストーリー。

 次に第2の財政出動の息切れである。財政出動は元々呼び水としての役割で、それ自身で継続的経済成長が起こせるものではない。特に中国の財政出動に関して、そろそろ息切れするのではないかとの不安である。GDP成長率8%を超えなければどんどん生まれてくる労働者の雇用、仕事を供給できなくなると言う事実がある。何としても中国は持続的経済成長に乗せなければ中国社会不安が増大する可能性がある。チベット、ウルムチなどの民族問題だけでなく、経済不安が一番のリスクだと言える。中国が息切れすると、日本を始めとした先進諸国はかなりの痛手をこうむることとなる。

 中国の昨年リーマンショック前の経済成長原因は主に外国からの資金流入であった。それがリーマンショックと伴に引き上げにあい、あわてた政府が財政出動で投資を促進したのが現在の中国の経済成長理由。これも財政出動だけで継続できるものではなく、いつかは息切れする。さて、その時に民間がそこまで需要を喚起できているかが鍵とはなる。日本も関係が深いだけに、注目しなければならない。

 第1の不安と第2の不安があわせて起こる可能性も否定できない。なんとも不安な10月以降である。

 今後は二番底が来たときの影響と変化について考えてみたい。

|

« 選挙ですね | トップページ | 失業率5.7% »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519197/46034210

この記事へのトラックバック一覧です: 二番底考察:

« 選挙ですね | トップページ | 失業率5.7% »