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道草の話題 自動車

 自動車の話;横道ですが、、、、、

 トヨタのプリウスが好調。入手に8ヶ月かかるとか。月産5万台が一杯一杯で(当初4万台だった)、日本に振り分けの数はハッキリしないが、受注残20万台から考えると2.5万台。北米だと日本より待たされるとか。
 そんなニュースの中、下の韓国ニュース。

(7/16)6月の韓国新車販売、46%増
 【ソウル=尾島島雄】韓国自動車工業協会がまとめた韓国自動車メーカー7社の6月の国内新車販売台数は14万3411台で前年同月比46%増となった。新車への買い替えを促す政府の税制支援が奏功し、5月に続き2カ月連続の前年同月比プラスとなった。

 6月の国内販売をメーカー別にみると首位の現代自動車が前年同月比54.6%増の7万4685台で、現代自グループの起亜自動車は同78.6%増の4万6006台。ルノーサムスン自動車は同32.3%増の1万455台。GM大宇自動車技術はゼネラル・モーターズ(GM)の経営悪化が影響し、同17.3%減の1万1234台。双竜自動車は同89.6%減の197台まで落ち込んだ。

[2009年7月16日/日経産業新聞]

 6月販売台数 14.3万台の数が多いとか少ないとかの話で無く、売れているのは韓国製自動車だけという事実。韓国は日本からの車の輸入に関してほぼ倍の価格になる関税制度を敷いているので、日本車はほとんど走っていない。一部レクサスなどの高級車は売れていたようだが、現在はどうだか。EUとFTAを結び、関税の撤廃を行うとか。そうなると、韓国は輸出が増えると強気だが、韓国国内の守られた車市場が脅かされる事にならないのだろうか?逆も真であるはず。輸出しやすければ輸入しやすくなるはず。本当に大丈夫?それと言うのも、韓国自動車業界の雄である現代は海外で安売りをして、韓国国内でシッカリ利益を得ている構造があるから。これは関税で外国からの価格競争に晒されないようにするための保護であり、海外の安売りを国内利益で補う構造を温存している。

 さて、韓国のEUとのFTA締結はどうなるのか?日本からの工業製品の輸入は10~15%の関税がかかる。さらに、日本と韓国の貿易関係はものすごい日本からの超過輸出(韓国にとっては輸入)で、関税で防いでも防いでも、日本製の原材料系を輸入しないと工業製品が作れない事実がある。半導体も液晶も。日本は韓国に輸出する事で得ている利益も大きい。だから、韓国のウォン為替の安定は韓国にとっても日本にとっても大切なことであるが、さて、どうなるか。2009年10月にまた一波乱ありそうである。

 韓国の車の話に戻すと、韓国はまだ電気自動車開発は真剣に行っていない。しかし、多分鉄鋼、造船、半導体、液晶と同じビジネスモデルを検討しているはず。日本にとっても脅威の種を残したままの環境対応車マーケットであるのは事実。なかなか難しい、瞬間の勝者であっても継続的勝者になるのは至難の業である。

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