太陽電池特集 ニュートン
ニュートンが太陽電池特集を出していて、買ってしまいました。さすがニュートン。まず美しい絵による丁寧な説明、さらに切り口は技術的な事項が多く、世界シェアだとかマーケット成長だとかの記事は少なく、夢のある話が多かった。こう言った切り口は物足りなさを感じるが、理系の教科書的である種ホットする。最近の私の頭は経済だとかお金だとかが占める事が多くて、こういった教科書的な夢のある技術が少なかった。技術者としては、ゆとりがなくて反省。
太陽電池の最近の記事を含めて。ヨーロッパはサハラ砂漠をメガソーラ発電所にしようとしている。これはどこかの新聞記事になっていたが、ニュートンでも同じ事が書いてあった。ニュートンはさらに進んで地球の砂漠をそれぞれ発電所とすれば、世界中でどこかが発電していて、夜は無くなる。超伝導で送電すれば、太陽電池で賄えると言う夢を語っていたが、これは飛躍し過ぎ。まず、室温(20℃~25℃ぐらいを指す)超伝導はまだ達成していない。さらに極低温超伝導はあるが、大容量の電気を流す事は難しい。ニュートンにしてはチョット飛躍し過ぎ。しかし、ヨーロッパ勢が地中海の向こうのサハラ砂漠に注目しているのは正しい。雨が降らないと言う事は日照の変化が少ない⇒安定した発電が期待できる、さらに砂漠の土地は安価(ほとんどタダ)であること。日本の場合は一般家庭の屋根を想定して太陽電池を作っているが、限られた面積で一般家庭の電力を賄おうとすると、発電効率の高い単結晶か多結晶シリコンスライス品に頼らざる得ない。これは高価である。しかし、土地が安価な地域では、発電効率の悪い薄膜シリコンやCIGS、CIS、色素型だとかで、とにかく安価であればいいと言うマーケットも存在できる。ヨーロッパと同じく、中国も、さらにはロシア、ブラジルなども沢山の土地を持っている国はメガソーラーの夢を描くことが可能。
薄膜シリコン太陽電池はアプライドとアルバックが「ターンキー」方式の製造装置ビジネスを開始している。しかし、発電効率がイマイチなのと金融危機の影響で大きな投資(工場建設)が進んでいない。シャープと東京エレクトロンが共同で進めている薄膜シリコン太陽電池はヤット一山超えたとか(と、担当者は言っていたが、、、、)で、1年程度計画より遅れているが、進んでいるようである。堺工場での次はイタリアである。
日本の太陽電池ぎ技術は大したものである。しかし、何度も書いているが、日本の進んだ技術で尊敬される国になるには社会制度も進んでいなければ、なかなか難しい。鉄鋼、造船、半導体、液晶、プラズマ。次に来るのが、太陽電池、リチュウムイオン電池。できるなら日本の安定雇用に貢献してもらいたい技術であるが、、、、、、社会制度次第と言う面が大きい。昔から、「技術は一流、政治は二流以下」と言う状況を脱したいものである。その為には、とにかく選挙に行きましょう。
先端技術を語ると、最後はどうしても政治的行政施策に行きつく。この件は別の機会に(近いうちに)別に取り上げたい(選挙前に)。
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