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株価格の下落理由

 日経平均株価がここの所下落傾向である。1万円に一瞬戻した後、再度下落傾向。これはアメリカのダウ平均が下落傾向であったにも関わらず、何とか下落を喰い止めて少しでも高値にという思惑が働いたようだ。

 思惑とは?四半期ごとに義務付けられている決算対策。3月末のように金融筋の思惑ではなく、一般企業の持ち株評価の為、少しでも高値の方が良いとの思惑。資金の貸し手である銀行が最近かなり貸し出しには渋くなってきているらしい。それは借り側の経営状態が悪化している為。四半期後との決算を見ながら、「これは大丈夫、これはヤバイ」の判断をして貸し出しを考える。

 日本の企業の倒産、破綻件数はまだまだ少ないと思われる。結構、どの企業も一時帰休を行い雇用助成金をもらって、耐え忍ぼうとしている。特に工作機械関係などの生産設備製造業はかなり厳しい。本来であればプレイヤーの数を減らす事で余剰生産設備の減を行うのがこれまでの解決方法であったが、政府の貸し出し奨励と雇用助成で生きながらえている。

 これをやると、DRAM業界と同じ様になってしまう。DRAMの最新仕様DDR3の価格が2$を割り込んだまま(http://www.dramexchange.com/)。生産原価が2.2$と言われている状況で、このまま我慢比べを行うとかなり苦しい。本来はプレイヤーとしての機能が失われている(コスト競争からの脱落、開発競争からの脱落)者が公的機関の助成により生きながらえると、他の競争相手は我慢比べでしんどい話である。

 DRAMが姿を変えて、製造装置産業などで同様に展開されている。これはある意味景気回復の阻害要因にもなり得る。確かに潰れると、失業者が増えて社会的問題は発生するが、それでも余剰生産設備の削減と言う側面から考えれば、それも全く意味のない事ではない。

 しかし、社会のセーフティーネットの底が抜けた状態の現在の日本はある意味仕方が無いのかも。日本の気の利いた製造業は海外シフトを加速させている。こんな工程まで海外に出してしまうのか?と言うぐらいすさまじい海外シフトが始まっている。国内の生産拠点の閉鎖で地方生活が毀損しているのは、出水を例に出すまでも無く進んでいる。

 生産の海外シフト、業界にらみ合いの耐え忍び相、このままではどうにもなりそうもないが、どうなってしまうのやら。そんな状況で株価が持ちこたえるわけは無い。これは第二の株暴落か?と言われている。正直、1929年の世界恐慌の歴史と比較すれば、軟着陸を目指す世界経済だが、こんな程度で終わるワケは無いと考えるのは私だけでは無いはず。それでも、第1四半期決算終了後すぐに株価が下がると言うのは、何とも露骨である。それだけ余裕のないマーケットになっていると言うことか。

 本日は車で富山から帰ってきたので、チョット疲れモード。もう少し考えてみたいが、脳ミソが働いてくれないので、アキラメマス。

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