« リスクと投資 | トップページ | 二番底考察 »

風力発電Ⅰ

 世界での風力発電装置はオランダがNo.1。オランダの最大の輸出産業は風力発電。これまた、歴史的背景が風力発電の発展を促したと言える。

 日本では三菱重工が唯一大型風力発電装置を手掛けている。しかし、風車の羽と組立はメキシコに移ってしまっている。すでに日本の生産物とは言えないかもしれない。立ち話で聞いた話だが、北米が最大のマーケットで日本のマーケットは北米の1/10以下である。これも大陸と島という環境差がそうさせるのかもしれないが、、、、、、。

 かつてサンフランシスコに出張した時に、休日ヨセミテ国立公園に遊びに行った。その途中の丘陵地帯に無数の、しかもかなり旧式の、そして小型の風力発電風車が回っていた光景を思い出す。アメリカと言う国は確かに世界の警察などを自慢する鼻持ちならない国の一面はあるが、フレンドリーで底抜けに明るく、そして多様な価値を内抱できる国である。風力発電も同じで、「良い」と考えた人達が、先端技術でなくてもトコトン使うという国である。

 それに引き換え、日本のエネルギー事業環境はがんじがらめで、なかなか難しい。主に9社の電力会社、それにJ-Powerと言う旧電源開発、あわせて10社で電力エネルギーを供給している。その中で風力発電、太陽光発電を行うと言う、実に保守的な国である。インフラの整備がここまで進むと、そうならざる得ないのかもしれないが、なかなか新しい取り組みで、CO2を画期的に削減しよう、化石燃料に頼らないエネルギー社会を目指そうと言うスピードは遅い。国から与えられた目標をクリアーすれば良いではないか?と言った全体主義=官僚主義がメインとなる。それを変えるには相当のエネルギーが必要。そんな危険人物は当然、組織のトップにはならない。しかし、キャッチコピーではないが「明日では遅すぎる」という現在の環境問題、化石エネルギー問題を何とかしようとするには電力会社の考え方を帰るしかないのだが、、、、。

 P6020094 風力発電の大型の羽、プロペラ型の風車は羽の先端が空気を切る音が騒音の問題となり、住居近くでは建設が難しい。最近は低周波も発生し、人体に悪影響があるとかで問題になっている。注目したいのはトルクの高い垂直型。風切音がほとんどしない。マイクロ発電として、住居と近接した環境での風力発電が可能。大型化、高効率化は難しいが、小型量産で価格を下げる事は可能。

 写真は鶴見線新新芝浦駅(東芝京浜事業所隣接)にある風車。

音がほとんどしないのが特徴。こういったマイクロ発電を一家に一台など設置が簡単にできるようになれば、意識もエネルギー事情も変わってくると思うのだが、、、、。日本で発展するのは海外で発展してからの逆輸入でないと広がらないのかもしれない。(太陽電池がまさに逆輸入の制度、創めたのは日本だが、大きく発展したのはヨーロッパで、それを再度真似をする日本)

 太陽電池も風力発電も巨大なメガ発電になると、その国の制度に大きく依存するが、マイクロ発電であれば個々人の考えで変わる。携帯電話が爆発的に普及したように、マイクロ発電も爆発的に普及する可能性は高い。

 このビジネスはかなり面白いと私は思っている。

|

« リスクと投資 | トップページ | 二番底考察 »

技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519197/45532855

この記事へのトラックバック一覧です: 風力発電Ⅰ:

« リスクと投資 | トップページ | 二番底考察 »