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日本の失業率

 日本の失業率もアメリカの事を言っているほど気楽じゃなくなっていますね。完全失業率も昨年9.15リーマン・ブラザーズショック後に急激に上がり、その後じりじり上がり続けていると言うのが現実。

http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/054suii.pdf (アクロバット映像の貼り付け方が分からないので、飛んで見てください)

 2009年3月期の完全失業率が4.8%。電機大手が軒並み巨額赤字決算で、さらに2009年度(2010年3月決算)も赤字予測。新聞には「バブル期後の失われた10年で選択と集中を進めたが、途中で手綱を緩めたから。不採算部門の清算を進めなかった結果。」と言うような記事が載っているが(朝日新聞)、チョットおかしいと思う。

 日本は物作りで世界第二位のGDPになったが、それは確かに日本人の勤勉で器用な国民性が影響している。その後、付加価値の高い産業へシフトして行かなくては人件費の安い韓国、台湾、中国にかなわないと言う現実が迫ってきた。電機メーカーをはじめ、あらゆる製造業が海外生産にシフトしていった。

 海外生産は付加価値の低い物をシフトしたように言われるが、そんな甘いものではなかった。現実には、付加価値があろうが無かろうが大手が生産シフトすればその下の会社は付いていくか、あきらめるかしかない。その大手も海外生産シフトしたが、実際には現地急成長企業に取って変わられてしまう。家電メーカーで言えばハイアール、美的などがその代表。大手も技術を残して撤退しなければならないという現実が現在の段階。

 日本の技術の流失はなかなか止まらない。造船、鉄鋼に始まり家電、半導体、液晶、プラズマディスプレー、果ては太陽電池。なんとも気のいい国民性である。そんな技術の流失と生産工場のシフトが今の日本の失業率UPを招いていると考える。実際にはこの不景気でどれが本当の原因かが分かり難いが、日本の地盤沈下は着々と進んでいる。これも歴史の流れか?

 歴史はおごれるも者は遠くない将来、必ず落ちぶれるという原則を教えてくれる。アメリカも例外でないように、気のいい日本も例外ではない。しかし、この技術の流失に伴う地盤沈下は日本の戦略の無さ、経営者の先見の目の無さ、政治家の先を見る目の無さ(官僚は元々先見なんてあるワケがない)が招いた結果では無いかと考えている。

 先を読むのは困難であるが、それでも10年、20年先のビジョンを持っていないと、そういったビジョンを持てないと先は暗いのかもしれないが、、、、、。実際に暗いが、、、、、、。

 そうやって失業率が上がり、景気が回復した時も日本の地位は下がったままなのだろうか。ホント厄介な問題だ。人口減による労働力の減少、さらに技術力の低下。10年先、20年先も一目置かれる国でいれるだろうか?

 次回、技術流失の事を。

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