昇進と無能
最近この言葉が思い出されて仕方が無い。「階層社会においての昇進はいずれ無能のレベルに達する。」 誰が唱えたのか良く分からない言葉だが、かなり以前に読んだ時は、実感が涌かなかった。が、しかし、最近年齢を重ねたせいか、この言葉が繰り返し思い出される。
階層社会と言うのは、階層組織と言いなおしてもいい。年齢を重ねる事で、普通は昇進する。これは年功序列とまで言わなくても、経験を積む事で若い時よりは能力が増すと考えるのが普通。しかし、実際はそんなに甘くない。立場、立場で考え判断する事が異なってくる。階層の下であれば体を動かしてさえいれば何とかなった者が、昇進により人を指導するとか戦略を決めるとか、物事を判断すると言う立場になる。そうすると人の能力は如実に分かってくるものである。
勉強をしているか、いないか。努力して挫折した経験があるか、努力して、成功した経験があるか、成功しないまでも踏ん張って、踏ん張って頑張った経験があるか?これはやはり30歳台に経験すべきだなと、思う。
これらの貴重な30歳台を「趣味」だとか「恋愛」だとかに費やしてしまうと後が大変。更に言えば、「趣味」だとか「恋愛」などはある程度20歳台に済ましておかないと、いけない麻疹みたいなものかもしれない。
30歳台をどうやって過ごしたか?これが後でかなり違ってくるのは言うまでも無いが、無能に到達する点が余りに下のレベルだと、組織に取ってこれまたマイナス。年齢だけ重ねて、頑固で威張りたガリヤの「扱い難いオッサン、オバサン」の出来上がりである。本も読まなければ、努力もしない、まして人の言う事に耳も傾けないヤカラが日本の会社組織、官僚組織に多すぎるのだろう。団塊の世代を代表格としたそれから数年のヤカラが多いから、日本は民度が低いのだろう。
低俗なテレビ番組を見て過ごすのも人生、楽しくもキツイが努力するのも人生。まあ、誰しもその領域に達しないから、努力した人は成功を手に入れやすいポジションになるのだろうが、、、、、、。民度は何ともならんな~。
努力したからと言って成功や達成が約束されるワケではない。しかし、タバコと同じでタバコを吸っているからと言って肺ガンになるワケではないが、その確率はグ~ンと高くなる。努力しなければ、成功した時の脳への報酬、達成感などは低くなる。------例えが悪いか?しかも横道。
そうそう、無能。昇進する事によりその人が無能になるワケでなく、無能な領域まで昇進してしまう事が問題なわけだ。もっと言えば本人の意識が低レベルで留まっているのに昇進させてしまう、お互いにとっての不幸。しかし、自分の所属する組織を見ても、結構そんな人がいるのは事実。ホント困ったものである。
さて、自分はどうか?それを最近は自問している。自分の天井は?自分が無能な領域は?------ それにしてもこの不況乗り切るのは自分の能力でできるか?どうか、自信が無い。一寸先は闇、それでも未来に向かって努力するしか無いワケで、日々研鑽。
チョット疲れ気味。精神的にも肉体的にも。そんな土曜日でした。
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