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パンデミックと経済

 メキシコで発生した豚インフルエンザの脅威が広がっている。お隣の国の韓国でもメキシコ⇒USA経由で帰ってきた人が発症している。現時点では、幸いな事にそれほど毒性が高く無いようである。死亡率はよく分かっていないが、50%と言うことは無さそうだ。鳥インフルエンザの死亡率は50%以上で、アジア発生に目を奪われていたところに、豚インフルエンザが中米のメキシコで発生するとは誰も予想しなかった。アメリカとは隣接しており、労働者の行き帰も多く大変密接な国である。

 メキシコ⇒アメリカで、アメリカを行き帰する日本は脅威と言える。とんでもなく人の交流が多い国の一つである。今後のアメリカの広がりに注目したい。毒性に関しても、いつ突然変異するか分からない上に、未知のインフルエンザウイルスであることは確かで、どんな耐性が出てくるかも現時点では予想すらできない。

 経済にはどんな影響があるか?メキシコ限定であれば、経済影響は少ないが、これだけグローバル化が進んだ現代は、遠い国での出来事でも必ず影響は出る。それこそゴールデンウイーク明けにはどうなるか?それが問題である。

 飛行機乗客の減少はかなり進みそうだ。サーズの時も極端に少なくなったが、今回もドル箱の北米線が大変な事になりそうである。また、アメリカへの出張者、アメリカからの出張者が減る事で、ビジネス自信も縮小することとなる。景気が悪い中で、さらなる追い討ちとなる。

 さらに世界に飛び火すると、物資の移動が減る事となる。特に農産物。豚肉に関して、インフルエンザ感染原因にはならないと言われるが、風評での「気持の減退」で輸入肉の消費が減る事となる。特に豚肉に関しては、アメリカからの輸入が多いだけに影響は小さく無いであろう。

 次に労働市場の保護化が起こる。出稼ぎ労働者問題が起こる。さらに、人の移動が減る事で、連鎖的に不景気の加速も起こり得る。この不景気でそれでなくとも出張を控えている会社が多い中、さらに出張が減るコトとなり、飛行機会社だけでなくホテル、旅館、果ては外食産業までに及ぶ事が予想される。悪い事を想像しても、「では、どの様に備えるか?」と言うのは、かなり困難。インフルエンザ対策は手洗いうがい、マスク、人混に出掛けないなどの対策はあるが、インフルエンザに伴う更なる不景気への対策は余り思い浮かばない。

 それでも人は生きていくワケで、食料は欠かせない。衣食住は欠かせないが、削げるだけ削ぐのが天の采配なのであろうか?人類がこれまで化石燃料を勝手し放題している戒めか?と考えたくなるような、色々な事がまだまだこれから10年起きる事となりそうだ。これまでの10年とは違い、エネルギー、食料、水、病気、高齢化、少子化、環境問題などがキーワードとなり、社会問題化してそこに人類の知恵が試されることとなりそうである。10年後に生きていれば、現在の社会とは根本的に違った社会が出現しそうである。ものすごいスピードで変化する10年であろう。

 変わる事があたり前だと思うべき。これまで踏ん反り返っていた者も、汗出して働く労働の価値が見直される。石炭を使ってスチームを使った動力が生まれた産業革命、次にインターネットの出現による情報革命。次は人類の生存に関わる全世界的な問題革命が起こりつつある。

 未来は予知できないが、予測するコトは可能である。自分の取り組めるテーマ別に考えて行きたいものである。

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