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サバイバビリティ

 あけまして おめでとう ございます

 本年も考えていることを記録していこうと考えてます。ある意味、自分の忘備録であり、自分の思考を鍛えることにもなろうと、目論んでいますが。

 サバイバビリティ(生き残る力)という題で1月1日日経に京大総長松本紘氏先生がコメントしていた。日本は少子高齢化が急速に進んでいるから世界人口爆発の現実感は薄い。しかし、年金問題と同じで近い将来人口問題から発する「エネルギー問題」、「食料問題」、「水問題」、「温暖化問題」、「医療問題」が世界を飲み込む。果たして人類はこれらの問題を人道的にクリアーできるのか?かなり難しいと思われるが、、、、、。

 ベトナムはベトナム戦争後にベビーブームが起こり、その子供たちが第二次ベビーブームを現在起こしている。実際に若い人が多く、労働力にこと欠かない。しかし、人口爆発と言う問題に直面するのは後数年。まずは食料問題、次にエネルギー。多分皆分かっていることだが、それを現時点で防ぐ手立てが少ない。不人気の行政指導だから。ベトナムの街は若い人であふれており、非常にパワーを感じるが、これが世界で起きていることの先がけとなりそうだ。

 日本の人口は約5万人自然減少してようだが、それよりも労働人口の減少の方が問題。団塊の世代の卒業は若手の活躍の場が増えることで歓迎だが、次に来る労働力不足は台湾のような形になるのだろうか?

 私が知っているのは、台湾の半導体メーカー。クリーンルームの中でも動力室と呼ばれる階下で、搬入やその他の肉体労働を提供しているのはフィリピン人が圧倒的に多い。聞くところによると、医療現場、介護現場には既にかなりの外国人労働者(=フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシア)を受け入れているようだ(新聞記事情報)。ドイツなども中東からの移民を受け入れており、その人達がドイツ人の職場を奪っていると言う「ネオナチ」的な人達がいる。それぐらい外国人労働者が多くなっていると言う事。近い将来、日本も同じように外国人労働者を受け入れて、国内生産活動を維持することになるのだろうか?

 すでにブラジルからの日系人労働者受け入れはかなり積極的。現時点で世界不況のあおりで、職を失いブラジルに帰国する人が多いようだが、これは一時的な現象で、基本は外国人労働力に頼る日本の製造現場がある。

 縫製業という産業分野がある。これは現在、中国やベトナムといった人件費の安い国で生産移管されており、日本は壊滅的である。それでも、日本国内でオーダーメイドのYシャツやスーツ、はてはコートなど日本で生産されている。しかし、その労働現場を見れば、既に中国人研修者やベトナム人研修者と言う女性達が片言の日本語で、残業や休日出勤も歓迎で働いている。

 私自身は外国人であろうと、誰であろうと、真面目に働き、社会的義務を果たせばいいのだと思うのだが。問題はその社会制度だろうと思う。現実が先行して、日本の行政制度、法律などが付いて行っていないと感じている。現実を見つめて、その上で具体的に考えることが大切。韓国関連のブログなどを見ると、そこまで感情的になる必要は何も無いのにと思う事が多い。もっと多様性を許容する度量が日本社会に欲しいものである。

 UKのあるメーカーでは21ヶ国の労働者が働いていると言っていた。UKなどはアングロサクソン国といったイメージだが、実際には多くの外国人労働者無くして、製造業、さらに広げれば社会が成り立たない現実がある。日本の現実もそれほど多様ではないが、ちかいモノがある。この多様性を受け入れる「文化」あるいは「哲学」が必要なのかもしれない。

 多様性こそサバイバビリティの最も重要な要素ではないだろうか?

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