お互い様
2008年7月15日
東京は曇り。雨も降りそうな天気。
週刊金曜日を週始めに目を通すが、どうも暗くていけない。
実際に暗い記事が多いのだけれども、世の中も実際に暗い出来事が多いのでしょう。
格差社会が進むと、結局は勝ち組だとか言われる連中にも付が回って負担が増えることとなる。典型的な例は、年金未納者が多くなれば将来生活保護者が増えて税金支出が増える⇒結局は社会負担が多くなる。ましてや社会不安が増え、金持ちが犯罪のターゲットにされるアメリカ的社会が出現する可能性もある。
もっとも勝ち組だとか負け組みだとか、こんな下品な表現を使うこと自体いい文章とは言えない。ホリエモンだとか村上ファンドだとかマスコミが騒いだ結果、はやった言葉であるが、人生山あり谷ありと言った言葉も死語になり、「お互い様」という言葉も死語になりつつあるのかな。
お互い様の観念が無くなって、自分の権利ばかりを声高に訴える「モンスターペアレンツ」の出現につながる。最近の教育問題を文部科学省や学校の先生の問題とするのは確かに間違いではないが、モンスターペアレンツやそれに準じた子供じみた親が先生たちや教育委員会を疲弊させているのも事実ではないだろうか。確かに大分の教育委員会の教員採用の不正の話は大きな問題であるが。いずれも未成熟の個人や社会の問題。もう少し大人になってもらいたい。
今日より明日、自分が進歩するとともに、社会も今日よりは明日の方がよりよい社会になってもらいたいと願う。
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